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LIFESTYLE 女たちの事件簿

ATMでミルク代を下ろそうとしたら「残高が足りません…」出産1週間後に妻が知った「ダメ夫の悪癖」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

夫婦にとってお金の価値観は、致命的に大事だ。金銭感覚に大きな相違があると、時として夫婦間に大きな衝突と災いをもたらす。

今回話を聞いたのは三重県に住む、保育士歴15年目の佐藤真美(35)さん。
夫の達也さんとは17歳で出会って10年付き合い、妊娠を機に結婚したそうだ。FORZA STYLE「ライフ取材班」がレポートする。

「旦那は付き合っているときから虚言癖がありお金にはルーズでした。私は初めての男性経験が旦那だったので、これが男の人の当たり前と思ってたんです……」

達也は高校卒業後、アルバイトを転々としていて収入が安定せず、デート代はほぼ真美さん持ち。
「とにかく、初めての彼氏なので盲目でした。私は専門学校を卒業したあと、地元の保育園で正社員として働いていました。アルバイトの彼より私のほうが収入があったので、週末のデート代や食事代はほとんど私が払ってましたね」と真美さんは語る。
そんな付き合いを始めて5年を過ぎたころ、達也は三重県へ出稼ぎにいくと決意。
真美さんも地元の高知県から離れて暮らしてみたかったし、保育士なら違う土地でも働けるということでついていった。
「彼の出稼ぎ代は月に30万円。社宅なので家賃は実質3万円。だけど生活費は完全に折半。給料日前になると生活費は私が多めに出すのが当たり前になってました。私は物欲がなく、これといった趣味もないので収入が少ないながらも貯金は多少あったんですが……」
三重県に引っ越したら達也の収入も増えるし生活のゆとりが増えるかも、そう思っていたが現実はそうではなかった。
そして三重に住んで3年が経った頃、達也はとある住宅関連メーカーの正社員に昇格。
そのあと真美の妊娠が発覚し、10年の交際を経て入籍したのだった。
これからは大好きな達也とお腹の赤ちゃんで、幸せな家庭をつくるんだー。
そう思うのとは裏腹に、達也が隠していた衝撃の事実を知ることになる。
「仕事を休んで妊婦検診から帰ってきた日、ポストに消費者金融から手紙が来てたんです。何かの間違いかなと思い達也に問い詰めたら、なんと彼、200万借金してたんです。しかもギャンブルとキャバクラで」
確かにパチンコは定期的に行っていたが、ここまでハマっているとは思わなかった。
キャバクラも上司との付き合いで行く程度だと思っていたが、実際は同伴したり高級シャンパンをあけたり、「羽振りの良い客」を演じていたようだ。
これから子供が生まれお金がかかるというのに、消費者金融からの借金。
私には生活費を出させ、キャバクラのオンナにお金を使っていたなんて……。これが達也に対し憎悪を抱いた最初の瞬間だった。
「あのときは頭に血が上って冷静な判断ができず、ムカつきすぎて達也の両親に電話で全て話しました。その話を聞いた両親は、『200万の借金を肩代わりするからどうか離婚はしないでくれ』と。孫をとっても楽しみにしていたようで、あなたたちの息子の借金を払ってくれるなら離婚はしないと告げました」
この両親がとった宥和政策がいけなかったのか、その後に起こるとんでもない事実を真美さんは知る由もなかったー。
事件から3か月後、真美さんは里帰り出産をし無事に第一子を出産した。
退院したあと、ミルクを買おうとコンビニで達也の口座からお金を引き出そうとすると残高エラー。
あれ?おかしい。たしか3日前がボーナス日だったはず。

危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏が言う。
「欧米の夫婦は、結婚する前に夫婦間の収入や支出の展望、そしてその価値観を具体的な数字ですり合わせるのが普通です。しかし、日本はそのような話し合いを軽視する風潮がある。なかには、このケースのように、出産して取り返しがつかなくなってからやっと話し合いを始める夫婦も、後を絶ちません」

話を戻そう。口座残高はたった940円。
「なんで?ネット銀行で確認したら昨日まではあったのに…」
コンビニの入り口で、真美さんは震える手で夫の携帯を呼び出した。
アタマがパニックになって、耳鳴りがする。

☆次回の記事では、夫の達也が隠していたさらなる闇を明らかにする。反面教師として読み進めてほしい☆

ライター 錦城和佳

▶︎☆後編☆コンビニでミルク代を下ろそうとしたら、「残額が足りません」。出産1週間後に発覚。ダメ夫が隠していた「衝撃の悪癖」


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