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マジかっ!初代NSXタイプRが5000万円超?価格高騰している理由とは

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■軽量化のため、エアコンもオーディオもなし!

初代NSXは1990年9月に誕生しました。乗員は2名で、排気量3.0LのV型6気筒 VTECエンジン(C30A型)を運転席の後ろへ配置して、加速時に後輪のトラクションを稼ぐMR(ミッドシップ・リアドライブ)を採用しており、フロントノーズ先端を極力に下げたデザインや、軽量化のためにオールアルミモノコックボディを世界初で採用するなど、国産車離れした内容で、当時から大いに人気のあったモデルです。

NA1型のNSXタイプRは、サーキットも公道も走れる究極のレーシングカーというコンセプトで開発。オートエアコンやオーディオ、エアバッグといったゼイタク装備は外されていた

今回5600万円で落札された「タイプR」は、初代NSX登場の2年後である1992年に1995年秋までの期間限定販売で追加されたグレードです。

インテリアに収まるレカロ製の赤いフルバケットシートや、カーボン調のメーターパネルが特徴のインテリア

「タイプR」は、究極の走りを追求した最上級スポーツグレードであり、エンジンは標準車と同じく3.0L V6エンジンでした。が、クランクシャフトやピストン、チタン製コンロッドなどの重量とバランス精度が見直され、8000回転のレッドゾーンまで「カーン」というエンジン音と共に一気に駆け上がるアクセルレスポンス。

NSXのメカニズムだけでなく、国産車離れしたエクステリアデザインは、90年代に誕生した国産スポーツカーの中でも群を抜いて先進的だった

ダンパーとスプリングは、サーキットやワインディングでのハイスピード走行を想定し、ハードにセッティングされていました。

車両重量も、ドアビームやバンパーを軽量なアルミ製に置き換えるなどによって、標準車比でマイナス120kgを達成。軽量化のために、オートエアコンやオーディオ、エアバッグも外されるなど、かなりのスパルタンなモデルでした。



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