とはいえ、広江さんにとっては初孫。さらに今の時代、女性が働くのは当たり前だという思いもあり、できる限りの手伝いは行ってきたそう。
「食事もレトルトばかりが用意されているので、長男と嫁に了解を得て手作りしたものを食べさせています。こんなこと言ったら、あれだけどあんまりにも美味しくなさそうで…。ところがその料理が嫁の気に障ったようなんです」。
どうやら保育園の食事を息子がまるで食べなくなってしまったんだという。嫁はその責任が洋子さんにあるというのだ。
「私が濃い味のものや好きなものばかりを食べさせるから、保育園で好き嫌いをして食べてくれないと先生から小言を言われたと。自分が育児ができていないと思われるのは困るので、お迎えにいったときに食事を食べさせているのは、自分だと釈明してこいというんですよ」。
【後編】では、さらにエスカレートする嫁の行動と広江さんの思いに迫っていきたい。
取材・文/悠木 律
1
2
RANKING
1
3
4
3
4
5