そして2023年の10月に入籍。現在は念願だった穏やかな結婚生活を送っている。
燃え上がるような恋ではなかったが結婚してからは今までで一番、精神面が安定しているらしい。
「ぶっちゃけ、この人でいいやと若干妥協して結婚したところはあります。もちろん彼のコツコツ努力できる性格や、私を理解してくれるところは大好きです。理想の結婚相手とは違いすぎましたけど、生活してみると付き合っていたときより結婚したあとのほうが好きになってきたんですよね。ずっと一緒にいたいと思う人より、ずっと一緒にいれる人のほうが心地いいんだと知りました。私は恋愛すると毎回メンヘラになって不安定になっていたので、結婚後はすごく安定して生活習慣も良くなりましたよ。いま婚活している友人には、スペックや条件だけ見るのではなく穏やかで話し合いができる人を選べってアドバイスしてます(笑)」
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危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、良い結婚生活を送るにはどうしたらいいか語る。
「婚活中は条件面だけを重視しがちですが、結婚相手はどんなときも一緒に過ごさないといけない相手です。幸せな生活を送りたいのであれば相手を見極めなければいけません。一般的に良い結婚相手の条件と言われているのが、一緒にいて楽しいか、食の好みが合うか、ある程度自己犠牲ができるか、話し合いができるかどうかなどです。また、面白いことに男性側の結婚の決め手は『ピンと来た』という人の割合も高いことがわかっています。結婚は勢いが大切と言いますが、ピンときたというのは男性にとって大事なポイントになるようですよ。結婚はお互いの家族が絡むので、全体を考えた行動が求められます」
結婚相手に求める条件を完全に無視したパートナーとの幸せな生活。
スペックで選ぶよりも、自分の直感を信じて選んだ相手とのほうが充実した生活を送れるのかもしれない。
取材・文/錦城和佳