ーばあちゃん言ってたよ。じいちゃんは一生懸命働いていて、帰れなかったんだって。非常事態だから受験せずに家のことやれっておかしいよ。それをいうなら、じいちゃんだって非常事態に家のことできてなかったじゃん。
この発言に義父は、反論することができなかったそうだ。
「中越地震のとき、義父は単身赴任をしていました。赴任先も被災したため、そちらで尽力していて、家にはなかなか戻って来れなかったそう。義母はその話を誇らしげに私や娘、息子に話していたんです。正直、こういう展開は想像していませんでした。娘にあっぱれ。新年から成長した娘の姿を目にすることができてよかったです」。
結局、姪は自宅での勉強を選んだと話す。
「共通テストが無事に行われることを祈ります。そして、大きな被害があった地域の受験生においては、なんらかの手が差し伸べられるといいなと心から思っています」。
平塚氏はこう話す。
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