佐緒里さんは、夫とは険悪な状態のまま、あと数日間残された正月休みを共にしなければならない。
「仮に私が窮地に立ったときでも、この人はそれを他人事として済ませてしまえるような人なのではないか。今回、そんなことを連想してしまったのかもしれません」
佐緒里さんは寂しそうに言った。
「自粛ムードで人は救えない」「全国が自粛ムードになることを被災者の方々が望んでいるのか」といった声も上がるなか、どのような心持ちでこの状況に対峙するのか。意見は大きく分かれそうだ。
取材・文/中小林亜紀
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