【続きはこちら】遅刻がもたらす本当の恐ろしさ。遅刻常習犯女が最後まで言えなかった一言とは。

「畠山さんもおそらくお分かりなんじゃないかな。自分がいないとシフトを組むのが厳しいことを。だからこそ、これくらいなら言っても許されるだろうって思っていたんでしょう」。

そんなある日のことだ。パートに新しい仲間が加わることになった。

「40代前半の女性で、早くに子供を産んだそうで子どもはもう18歳の成人と話していて驚きました。その彼女がとにかく、仕事ができる上に、人数が足りない時にもどんどん仕事をしてくれるようになったんです」。

彼女は着替え5分×2のルールもきちんと守り、生き生きと働いてくれる。その姿に店長をはじめ、社員もすっかり魅了されているようだと話す。

「自然と彼女のシフトが増えていきました」。

そんな彼女を見て畠山さんは面白くないと思っていたのだろう。徐々に畠山さんの着替え時間が短くなっていったという。

「これはいい効果だなって思いました。こうやってみんなで刺激しあって働いて行けたら…と思っていたんですが…」。

その日は年に一度のセールの日だったため、美智子さんも12時からの出勤。美智子さんが15分前に着くとすでに人気者の彼女が来ていたという。