「夫は何食わぬ顔で、本とかそういうのだよと言っていました。でも何かおかしいでしょう?夫のものだけ、間違われるなんて」。
このみさんは、ある日夫が捨てた通販の宛名シールをこっそりとゴミ箱から拾い上げた。
「びっくりして、思わず声が出てしまいました。宛名に書かれているのは、夫の名前ではなく、夫の名前に「子」をつけた名前だったんです」。
このみさんの家の表札は夫、そしてこのみさん、娘と連名になっている。対して、隣の佐藤さんの家は佐藤だけだ。
「夫の名前は聖です。それに「子」をつけて佐藤聖子の名前で届いている商品だったんです。宅配の人も我が家の表札を見て、我が家には聖子はいないと判断して、お隣の宅配ボックスに入れていたんだと思います」。
このみさんは、夫に不信感が増したという。
「なぜ、女の名前で商品を頼んでいるのか?初めは、女性ものを買っている?と思いました。何かしらの事情で女性ものが欲しくて、でも恥ずかしいから名前を変更したのかな?と。でも、なんだかしっくりきませんでした。それで辿り着いたのが、お隣の奥さんと接触したいがためという結論でした」。
正直、手が混みすぎていて恐ろしい。ストーカー感が否めない。
RANKING
2
3
4
5
1
2