危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は言う。
「学歴格差や家柄の格差を埋めるには、夫婦2人のパートナーシップが最重要です。相手にはわからない、理解してもらえないと諦めるのではなく、理解しようする姿勢が大切。今回の山本さんのように夫婦関係を続けていくと決めたならとことん向き合い、改善してもらえるよう努力する。やり方を間違えればモラハラ認定され、離婚を言い渡され慰謝料請求なんてケースもあり得ますから。嫌な部分を一方的にぶつけるのではなく、改善に向けお互いに具体策を考えられると円満な夫婦関係を築いていけるでしょう」
「現在は『ありがとう』『美味しかった』の言葉を伝えるのを習慣にして、『なんで知らないの?』などの禁句ワードは言わないのを心がけています。物事を知らなさすぎる件に対し、たまにイラッとするときもありますが、付き合った頃を思い出すようにしています。僕のほうが妻のこと大好きだったようですね」
少し照れた様子で、山本さんはそう語った。
取材・文/錦城和佳
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