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「命をあまりに軽視…」悪質ドライバーに怒り心頭。小1ママが見た「危険な通学路のヤバすぎる実態」

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「子供がこの春小学校に入学したのですが、心配なので慣れるまではと思い、集団登校の待ち合わせ場所まで同行していました。

そこで気づいたのは、通学路にもかかわらず、子供の安全のことなど全く頭になさそうなドライバーが多いということです。新学期が始まるのは嬉しいことですが、猛暑がやまないことと交通安全が心配の種ですね」

不安げにこう語るのは、小学校1年生の子供を持つ向島智恵美さん(仮名・30代)。

「信号のない横断歩道で歩行者が渡ろうとして待っていた場合、ドライバーは減速して横断歩道手前でしっかりと止まり、歩行者を先に渡らせてあげるのがルールのはずですよね」

何度となく身近な人たちとこの話題を語り合ってきた。智恵美さんの口調は、そんな印象を抱かせるよどみないものだった。

©Getty Images

「免許を持っている以上知らないわけはないと思うのですが、子供たちが待っていても横断歩道で止まらないドライバーが結構多いんです」

智恵美さんの話では、横断歩道手前で止まらない車が多いせいで、止まろうとしている車まで止まれなくなることがあるという。

「『反対車線のドライバーが減速しないのに自分だけが停止したら、歩行者が油断して渡り始めてしまうのではないか?』と不安になるんですよね。私にも経験があります」

確かに歩行者の立場にある時、右から来た車が停止準備で速度をゆるめている一方で、左から来る車は減速もせずに横断歩道を通過したから渡れなかった、というケースはある。

「小さい子供って、横断歩道の前で待ち構えていれば、多くの車は止まってくれると思い込んでいます。だから左右どちらかから来る車がスピードをゆるめると、両方止まってくれるに決まってると思い込んで、前傾姿勢になる子もいるんですよね。

片方しか停止していない状態で子供が走り出したら……一巻の終わりです」

実際、一方の車が止まったものの、反対車線の車が間に合わなくて止まることができず、ヒヤッとした場面を何度か見ているという智恵美さん。

歩行者よりも車両が優先だと勘違いしているドライバーがいるのではないか、と智恵美さんは憤る。

「法律を知らずに車を運転していたら大問題ですが、知っててやっているのならさらに悪質ですよね」

学区内を走るドライバーの不注意さに、憤りを覚える智恵美さん。後編では、子どもたちの安全を脅かす無法者ドライバーの実態について、さらに詳しくリポートしていく。

取材/文 中小林亜紀

▶︎後編に続く


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