「あそこまで無痛を反対されていたので、姑の言うことが脳裏に浮かぶんですよね。本当に陣痛の痛みを知らないままでいいのかな、なんて考えていました……。
でも結局、出産への恐怖がなくならなかったので無痛分娩を選択。それ以来、義両親には何も告げず普通分娩で産むということにしておきました。またガヤガヤ言われても嫌だったので」
その後、トラブルもなく無事に娘を出産し退院。無痛分娩を経験した美樹さんは語る。
「『無痛』っていう名前だからラクと勘違いされがちですけど、全く痛みがなくなるわけじゃないです。痛みを和らげる和痛っていう意味が正しい。初めてのお産だったので比較しようがないですが、普通にめちゃくちゃ痛かったですよ(笑)。
陣痛に耐えてこそ!なんて言われたけど、絶対に関係ない。お腹の中で大切に育てた我が子の産み方が違うだけで、愛情が湧かないなんて考えおかしくないですか?
しかもコロナで立ち会い不可だったし、産後の回復も早かったので無痛にしてよかったです」
これにて一件落着と思いきや、そうではなかった。
退院して1週間が経って娘を初披露した際、姑が「まさかの代物」を出してきたのだった。
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