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【超異例】築25年の欠陥マンションを、丸ごと建て替え!巨大企業に打ち勝ったマンション理事長が「命を削って訴え続けたこと」

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しかし当時はまだ佐々木さんも「いまどきのマンションは部屋の中で傘をさして住むもんなんか?」そんな風に冗談めかして、担当者に話をしていたそうだ。

「今思えば、すべて応急処置だったんですね。ほかにもテレビなどで知っている方もいるかもしれませんが、ゴルフボールを転がすと逆Uの字を書くように戻ってくる部屋、天井と壁の間に隙間があり、光が漏れる部屋…3000万円も出して購入したマンションとは思えない現象が相次いでいました」

「全然住めるレベルで欠陥ではない」との回答

入居当時から続く欠陥現象に対して、販売会社であるJR九州、若築建設、福岡商事は補修はすれど、その本当の原因を探ることはなかった。建物ひび割れの補修に対しては、1997年管理組合からの問題提起に対し「主要構造部分への影響はないことを確約する」という確約書まで制作をしている。

岩山さんによると欠陥に対する損害賠償請求には期限があるという。

「法律上の話ですが、不法行為に基づく損害賠償請求権には除斥期間が存在します。除斥期間とは一定期間権利が行使されないとその権利が消滅してしまう期間のこと。これ20年と定められています。

さらに住宅の瑕疵については、瑕疵担保責任を追求することができますが責任の存続期間は、鉄筋コンクリートの建物では引き渡しから10年です。

言い換えれば、引き渡しからある一定の期間が経過してしまえば、欠陥に至るような不法行為であっても責任は追求されないということ。ひどい話ですよね」



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