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LIFESTYLE 女たちの事件簿〜沢木文の【婚外恋愛ファイル】

「男のクセに泣くな!とアゴを蹴り上げ...」妻からDVが急増中。エリート勤務医が見抜けなかった「最愛の人の病巣」

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「周囲も結婚しているし、先輩も友達も楽しそうにしている。家庭が欲しいと思っても、コロナでしょ。そのうちにある合コンで知り合い、関係を持った女性が妊娠したんです。それが妻です」

妻は超名門大学を卒業しているから、信頼できた。なぜなら、高学歴は自分を律して勉強に打ち込んだことの証だからだ。

「アルコール、薬物、性……医師として依存症になる人をたくさん見てきた。欲望に流されない人を伴侶にしたかったんです」

超高学歴の嫁に親は大喜び。妻の実家も医師の婿に快哉を叫んだ。ともに東京の裕福な家庭に育っており、これから順調な結婚生活が始まると思っていた。

「新居は僕の実家の近くにある、親所有のマンションです。父が結婚祝いにくれました。そこで一緒に生活してわかったのですが、妻は人とうまく付き合えない。過去に転職を7回もしていました。僕には一方的に自分の要望を伝えたり、泣き出したりするんです。妊婦特有のことかと思ってスルーしていましたが、息子を産んだらひどくなったんです」

現在、孝明さんは息子を連れて実家に帰っており、離婚に向けて準備をしている。それ以前は、毎日のように「オマエは父親失格だ」となじられていたのだという。

「発端は僕で、僕がすべて悪いんです。息子が予定日より早く生まれてしまい、当直があってどうしても抜けられず、出産に駆けつけることができなかった。それどころか、疲労困憊で5時間、寝てしまった。僕が病院に行けたのは、息子が生まれた翌日でした」

それに対して、妻は激怒した。「最初にあなたに抱っこさせようと思って、実家の親たちが来たのに、抱っこできなかった」とスプーンを投げつけてきた。

©Getty Images

「僕、暴力を受けたことがないんです。それでびっくりして泣いちゃった。すると、妻の怒りがヒートアップして、“男のくせに泣くな!”と本を投げつけられ、正座させられました。俯いていると、顔を下から蹴り上げられたんです」

幸い、騒ぎを聞きつけた看護師が来て、その場はなんとか収拾。妻は他人の前では八方美人なのだ。以後、孝明さんは妻の機嫌を取ることに全力を尽くす。



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