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【後編】不倫の定義とは?ついに不倫推奨時代は来るのか?「既婚者専用出会い系サイト」の闇

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また、心の底では「容姿端麗で自信満々の彼女だから豪語できるのだ」と、自分自身と違う世界にいる者の考え方であると、どこか切り離して捉えているところがあった。

そんな彼女は、その数年後、婚活アプリで知り合った男性と結婚した。

友人一同は、彼女がさぞかし破天荒な結婚生活を繰り広げてくれるのだろうと半ば期待していたのだが、期待とは裏腹に、彼女の夫は他の女性に目もくれず、ダンサーである彼女を献身的に支えた。

彼女のステージが終わると、いつも夫自ら来客に対して頭を下げながら感謝を伝える姿が見られた。

一方、夫は趣味でオートレースをやっていたが、彼女は多忙にもかかわらず、時間の許す限りレース場に足を運んだ。


©︎gettyimages

我々が知る限り、彼女と彼女の夫はどの夫婦よりも仲睦まじく見えた。

だが、ただ単に彼女が「容姿端麗で自信満々だから」ということが引き起こす結果ではないことを、彼女の生き様を近くで見ることができた我々には明瞭明快であった。

彼女は、決して自分自身に甘んじてはおらず、夫婦が良い関係でいられるために最大限の努力をしているように見えた。彼女は、公演後の挨拶では必ず、こうしてステージに立てるのは夫のおかげだと公言し、時には涙を流して感謝の意を述べた。

独身の頃は料理が大嫌いで、決してしようとしなかったにもかかわらず、結婚後はレッスンやステージの合間に足繁く料理教室に通った。

また、夫が仕事で悩み「辞めたい」と言い出した時も、収入の不安はあったはずだが、笑って受け入れ「なんとかなるから大丈夫!」と、そのハンサムウーマンぶりを発揮したのだ。



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