「まったく嫉妬のそぶりは見せませんね。彼女はバツイチですし、それなりに酸いも甘いも噛みしめている大人の女性です。彼女としては、不倫しているというよりも、『和夫さんを奥さまから一時的にお借りしている』という気持ちで付き合っていると言ったことがありました。
よく不倫中に『誕生日やクリスマスに逢えないのが寂しい』という女性がいますよね。あれは2つの理由があると分析しています。
1つ目は恋愛依存症になっていること。
2つ目は、実は時間を持て余していること。
その気になれば女子会を楽しんだり、それこそ男友達とデートしても構わない。
恋愛で視野狭窄になり、退屈な時間があるからこそ、被害妄想に陥ったり、嫉妬に狂ったりするんですよ」
「佐代子はたまたま美容関係の仕事に就き、それなりのポジションにある女性です。
ロス滞在中も、『昼間はどこに行ってたの?』と訊くと、『ショッピングモールでコスメショップ巡りをしていたの。日本で販売していないコスメや美容グッズを探して、いくつも買ったわ。これをうちの会社にも取り入れられないかなと思うとワクワクして』と目を輝かせていましたね」
嫉妬どころか、仕事に結びつけようという意気込みに、和夫さんはさすがだと唸った。それに加え、不定期で開催されていた野外ヨガイベントにも参加してきたらしい。
『ロスの青空の下でのヨガは格別! リフレッシュできた』と大絶賛だったという。
「何事も人任せにせず、積極的に楽しみを探すという姿勢は良いですよね。そんな自立している女性との不倫は、男としても安心です」
順調に思えた家族&不倫旅行だったが、途中ハプニングにも見舞われたという。
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