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【後編】愛人も一緒に家族旅行!? アラカン眼科医が強行する、「衝撃の家族サービス」とは?

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「ウォルマート(米国全土に展開する大型スーパーマーケット)でショッピング中、佐代子と遭遇したんです。
あらかじめ『会っても声はかけない』と約束していたにもかかわらず、昨晩の逢瀬を思い出し、僕、思わず『あっ』と声をあげてしまって……大失態でした。妻も娘もきょとんとしています。
万事休すと思った時、機転を利かせた佐代子は『あら、先生、こんなところで会うなんて』と近づき、妻と娘に向かって一礼し『初めまして。クリニックでお世話になっている鈴木です』と丁重に挨拶をしました。そして、兄夫婦を訪ねてロスに来たことを表情1つ変えずに伝えたんです。もちろん、鈴木という名字も兄夫婦の件も作り話です。
妻と娘は疑う様子もなく、にこやかに話していましたね。あの時を思い返すと今もヒヤヒヤです(笑)」

大きなトラブルもなく、無事帰国した和夫さんは、ロスでの出来事を思い出し、嬉しそうに目を細める。

「佐代子とは今も続いています。もうじき還暦を迎える自分に、改めて『男なんだ』と自信をくれる彼女には感謝しかありませんね。
不倫という後ろめたい気持ちがある分、家族にも優しくできるし、仕事も頑張れる。『今を存分に楽しむ』をモットーとして、人生を謳歌しています。前にも言いましたが、不倫をするなら『匂い』『化粧品の付着』『相手の呼び名』に注意。周囲や家族に迷惑をかけず、秘密を貫き通すのが鉄則です」

そうキッパリ言い切る和夫さんの表情は明るく、自信に満ち溢れていた。だが、彼の「武勇伝」を聞けば聞くほど、筆者は呆れてものが言えなくなってしまったのも事実である。

不倫が白日のもとにさらされた瞬間、彼はどうなるのだろうか。

取材/文 蒼井凜花



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