【後編】「男は酒盛り、女は家事」濁った風呂にセクハラ。田舎の義実家にGW帰省した妻の、地獄すぎる４日間。

【前編のあらすじ】

結婚８年目の新倉知沙子さんは、毎年の義実家へのゴールデンウィーク帰省が憂鬱でたまらないという。

知沙子さんが話してくれたのは、昨年の帰省での出来事。ジェンダー平等に積極的な夫も実家では亭主関白になり、知沙子さんも親戚からの言葉に従うしかない状況を強いられていた。

酒宴では、「酔ったおじさん」たちの世話にも手を焼くことになる。

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「お義父さんの弟やいとこたち、義祖父、関係が謎なおじさんなど、お座敷がおじさんワールドになるんです。自分の食事もそこそこにお酌したりお酒を追加したり、片付けをするために中座することも度々あります。

最悪なのがお触りですね。私は一番若いので、肩を組まれたり腰に手を回されたり、普通にセクハラされるんですよ。そのたびに夫にSOSの視線を送っているんですけど、知らん顔です。

いつもなら、食事の支度も食事も片付けても率先してやってくれるし、職場ではセクハラに人一倍敏感なのに、この時は全くお構いなし。どちらかが彼の本性というわけではないんでしょうけど」

義父のいとこが酒臭い息を振りまきながら「かわいいね」と言って、知沙子さんの頬を手のひらで撫でてきたことがあった。