「彼氏はいませんけど、セフレが三人いて。大学時代の友達だったりバーで知り合ったり。最初は友達から入ったので、普通にご飯とかも行ったりする関係なんだけど、セックスもしてます」
※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。
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童顔にストレートの黒髪、ベージュピンクのオフタートルニットに白いジャケット。ピュア系のルックスからはそうは見えないけれども、実際には複数のセフレを持っているという柏木奈々さん(仮名・27歳・IT系企業勤務)。
セックスをする相手にはまったく不自由していない彼女が女性用風俗、通称女風を利用しようと考えたのは、2021年の年末、セフレと会ってセックスをし、解散した直後のことだった。
「なんか今日のセックスはイマイチだったなって思って。そもそも最近、セックスでまったく満足してないことに気がついたんです。でも、その時は男性セラピストが施術してくれる、いわゆる女風っていうものの存在は知らなくて。一時期前、ネットで話題になっていたレズ風俗っていうものがあることは知っていたので、レズ風俗についてSNSで検索していたら #女風 ってハッシュタグを見つけて『女風なんてものがあるんだ』って知ったんです」
「女風」という名前を知った奈々さんは、その世界にハマっていくことになる。
Text:大泉りか
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