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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「そんな暗い顔してると赤ちゃん来なくなるよ」「あなたはまだマシな方」励ましも傷口に塩……流産を経験した再婚妻の悲痛な叫び

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

前編はこちら

「動揺といえば、流産したあと何より辛かったのが、妊婦さんや赤ちゃんを目にすることでした。もちろん誰も悪くないんですが、見ただけで涙が溢れてきて、自分でも制御できませんでしたね」

お腹の大きな人や赤ちゃんを抱いている人を見ると自動的に涙が出てくるので、外出にも一苦労したのだという。

「一度、スーパーで精算した後に袋詰めをしていたら、よちよち歩きの小さな子が私の足に触ってきたことがあったんです。その子の顔を見たとたん、『何? あっち行って!』と怒鳴りつけて怖がらせてしまいました。周りの人も私のことを、頭のおかしな人を見るかのような目で見ていました。後で恐る恐る見てみたら、私がその子のお母さんと似た色のスカートを履いていることに気づいて……。間違えちゃったんですよね。でも、小さな子の顔を見ただけで怒りのようなものが湧いてきたんです。完全に情緒不安定ですよね。」

その頃の千春は、突然何も考えられなくなって涙が止まらなくなるなど、明らかに精神が不安定だった。最初のうちは粘り強く慰めて支えてくれた夫も、しだいに扱いに困り、手を焼くようになったという。



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