危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏が語る。
「最近、回転寿司の客による迷惑行為が社会的問題になっていますが、コンビニはさらにひどい状況です。利用客の層が幅広いことから、いまの日本人がどういった人たちかを観察することができます」
今回はとある事件を起こしたお客さんについて、コンビニで副店長をしている酒巻千鶴さん(仮名・33歳)に話を聞くことが出来た。
「そのお客さんが来ると必ずトイレが詰まるんです。その人がやってるのは明らかなんですが、さすがにトイレに防犯カメラはついていないので確認のしようがないんですよね」
片田舎にあるコンビニで最初に事件が起こったのは、常連のお客さんが真っ青な顔で駆けつけた時だった。
「トイレがすごい事になってるよ! あれじゃ使えないよ!」
そう言われて見に行った酒巻さんがトイレに行くと、溢れ出した汚物や水が便器の外に流れ出していた。
「トイレだけじゃなく、店内にまで水が流れてきていました。急いでモップを使って水を掃除しました。でもトイレの詰まりがいくらやっても取れないんです。丁度お客さんの多い時間帯だったから、そっちもさばかないといけないし。仕方なくトイレを使用禁止にして、水道業者に連絡を入れました」
水道業者が来たところ、トイレの中から出てきたのは女物の下着だったという。 業者の人もこんな事は珍しいと話していたそうだ。
「誰かのいたずらだったことは明白です。でも一度で終わるかと思ったら、その後も頻繁にトイレのつまりが起きるようになりました。誰かの嫌がらせと言う事は間違いないんですけど……」
「トイレのいたずらは、歴として犯罪行為ですが、なかなか現場を捕まえることが難しいです。また軽犯罪のため、警察が真剣に捜査するとは考えにくい。厄介なトラブルですね」(前出 平塚氏)
トイレの詰まりは頻繁に起こったが、時間帯はバラバラだった。 しかしスタッフの間で話し合ったところ、トイレが詰まる数分前にあるお客さんが必ず来ていたことがわかった。
☆衝撃の次回では、トイレ事件の犯人とその後の顛末について詳細にレポートする☆