【後編】「息子さんも被害者なんです」担当教師からの辛辣な一言。完璧主義を押しつけたモンスター母の悲惨な結末とは。

男性教師は息子にどうしてこんなことをしたのか？と聞いたという。すると息子は、お母さんが怒るからと答えたという。

「男性教師は息子もまた被害者だといいました。私は目の前が真っ白になりました」

男性教師は高子に息子さんに暴力を振るったことはありませんか？と聞いた。

「びっくりしました。暴力なんてとんでもない。もちろんないと答えました」

男性教師は次に息子さんの話を聞いていますか？と聞いた。高子が何を問われているのかわからず、困惑していると男性教師は、毎日食事のときどんな話をしていますか？と質問を変えた。

「思い返すと食事のとき、話すことなんてありませんでした。食事のマナーは徹底して教えていました。スプーンや箸の持ち方から、茶碗に米粒が残らないように食べているか、三角食べができているか…それを見張っているだけで精一杯だったんです。だから話をすることなんてありませんでした」