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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「内気で料理が趣味の父がなぜ…」子供も絶句。競馬で人生大荒れし「老人ホームで暴力沙汰」を起こすまで激変した男の哀れな顛末とは。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

前編あらすじ】

妻を亡くし、有料老人ホームに入居した近藤康。そば打ちを趣味として嗜んでいた彼だったが、同じ老人ホームで暮らす未亡人のハツネと意気投合し、ハツネと友人3人で「競馬」へと足を踏み入れてしまう。ハツネがいるなら……と毎週のように競馬に行っていたある日、ハツネから「2人で行こう」と誘われる。

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ハツネは完全に競馬にのめり込んでいた。来る日も来る日も本やネットを駆使して、馬券や馬について調べるほど、熱中していた。だからこそ、他人にいろいろと言われるのが嫌だったのだろう。康は友人を嫌う気持ちはなかったものの、ハツネに2人きりで出かけようと誘われたことが嬉しくて、誘いに乗ったという。

それからというもの康とハツネは2人で競馬場にいくようになった。しかし、それを知った友人は激怒。仲間外れにするなんて何事だと食堂で怒鳴り散らし、ホームのスタッフも巻き込んだ騒動になった。結局、友人とは距離ができ、あれ以来、話すことはもちろん目を合わせることすらないそうだ。

「歳をとってもこうやって面倒な関係になってしまうこと、あるんだと身に染みて感じましたね。でも逆に、深まる仲もあると感じました。私とハツネの関係は崩れるどころか、どんどん親密になっていったんです。毎週競馬場に行き、私は1万円を限度に競馬を楽しんでいました。でもハツネは以前より多くのお金を注ぎ込むようになっていたと思います。大丈夫、大丈夫と言っていたけど、実際のところ負けている日も多かったんじゃないかな」



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