ピッタリな「シンデレラローファー」見つけたら、きっと春が楽しくなります!
2月19日は、二十四節気の「雨水(うすい)」。降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まるころを指します。各所に積もった雪が解け出して田畑を潤すことから、かつては農耕を始める時期の目安とされてきました。寒さもゆるみ、眠っていた動植物も目覚めるわけです。。
雪が溶けて川になって流れていきます。つくしの子がはずかしげに顔を出します。もうすぐ……
そう! 春ですね。ということで、第123弾は春の陽気につられると履きたくなるローファーを再度ピックアップしてみたいと思います。
ローファーは「loafer」と表記し、「怠け者・ならず者」という意味。その名の通り、本来靴紐を結んで履くべきだったものを、靴紐をなくしても手軽に履けるように仕上げた靴(スリッポン)のことです。
かつて、英国の王室や貴族階級が室内履きとして使用していたルームシューズが、その利便性から外履きでも履かれるようになって人気となり、一般社会へも浸透していきました。
後にアメリカへ渡ると、G.H.バス(G.H.BASS)が、ノルウェーのスリッパ タイプのモカシンを元に「ウィージャンズ(Weejuns)」と名づけたローファーを販売し、大流行。アイビーリーガーたちが、「ウィージャンズ」の切れ込み部分に 1セントコイン(ペニー)を差し込んだのがファッションとなって大ブレイクし、その流行は日本へも飛び火し、足元に欠かせない靴へと成長していきます。
では話をクルリンパと戻して、ローファーの投稿5選をご紹介していきます!
ジョンロブの「ロペス」
まずは、オールデンのコードバン靴の回に続いての登場となる@nonsutotsupumariburuさんの投稿から。ジョンロブ(JOHN LOBB)の「ロペス(LOPEZ)」です。
1950年、大リーガーのアキリーノ・ロペスがオーダーしたビスポークシューズを由来とし、1982年に登場したローファーが「ロペス」。
アッパーのサイド部分は一枚革で構成され、エプロン部分の拝みモカステッチはとにかく細かく、サドル部分のストラップ・ホールが独特な楕円形をしているのも特長です。
日本における「ロペス」の売れ行きは つねに好調で、ジョンロブの中でも上位3位に入るほどなんだそう。
@nonsutotsupumariburuさんの「ロペス」は、濃いめのダークブラウンが退色して、赤茶っぽくなってきているとのこと。この色の変化がブラウン靴の楽しみでもあります。
濃い色を入れていく方が多いですが、あえて無色で明るさを楽しむといのも面白そう。ぜひ、また経年変化したら報告をお願いします。
そして、この「ロペス」もたっぷり手入れして可愛がってあげてください。イイ靴は 良い反応して一気に輝きを取り戻しますから。