そんなモダンタイムスのネタに対しブチギレるというのが最後の競技。「喉がいくつあっても足りねえよ」と言うように、そのネタはツッコミどころ満載。
「意味わかんねぇんだよ!」「昔っからこんなことばっかりやってんな!」「笑うな!」など矢継ぎ早にメンバーがヤジっていく。
この光景は見たことがある。そう、ランジャタイのブレイクのきっかけのひとつになったライブ「マヂカルラブリーno寄席」だ。ランジャタイの漫才に途中から、無観客だったため客席に座っていた芸人たちがヤジり始めたのだ。
「ランジャタイってどうやって見たらいいのかの一つの見方を提示できた」とヤジり始めた張本人の野田が言えば、国崎自身も「やりながら『うわ!』っとなった。やってる側も(自分のスタイルは)『これだったんだ!』って。ホントはあれ(ヤジ)ごとM-1に行きたかった(笑)。あれがランジャタイの最終形態」(『アンタウォッチマン』22年7月11日)と語っている。
それはモダンタイムスのコントも同じに違いない。
ヤジがやがて「なんでこんなおもしれぇんだよ!」「なんで笑っちゃうんだ、これ!」とその種類が変わっていくのがその証明だ。お腹がよじれるコントとヤジの融合がそこにはあった。
ランジャタイのがんばれ地上波! 年始ブチギレ王決定戦! (テレビ朝日) 1月24日(火) 放送分を TVerで観る