■航続距離はなんと700km!
EQSのラインアップは、標準モデルのEQS450+と、AMGのEQS 53 4MATIC+の2種類。107kWhの大容量バッテリーを搭載し、航続距離は、EQS 450＋が700km、AMG EQS53 4MATIC＋が、601kmを達成している。
EQSのボディサイズは、全長5225mm×全幅1925mm×全高1520mm、ホイールベース3210mm。Sクラスと全長、全幅は等しいがホイールベースは105mmも長いボディサイズは全長5225mm×全幅1925mm×全高1520mmと、Sクラスと全長、全幅は等しいが、上方向へ膨らんだ印象だ。際立つのが、3210mmというロングホイールベース。S400dが3105mmなので、EQSは105mmも長いことになるが、最大10度まで切れるリアアクスルステアリング（後輪操舵機構）を標準装備しているので、最小回転半径は5.0～5.3m（仕様によって異なる）という小回り性能を実現している。
■3つの画面をもつMBUXハイパースクリーンは圧巻
エクステリアデザインは、威風堂々とした佇まいで、まさに「Sクラス」といった雰囲気。スリッドのない滑らかなフロントグリルや、ボンネットからルーフへとなだらかに繋がったラインなどが特徴的だ。圧巻なのが、インテリア。ドライバー側から12.3インチ、17.7インチ、12.2インチと、前面に3つのスクリーンが広がるMBUXハイパースクリーンは、AMG標準搭載（450＋はオプション「デジタルインテリアパッケージ」設定）。センターと助手席側は有機EL液晶だ。傷がついにくい特殊なケイ素アルミニウムガラスを使用し、さらにその上にコーティングを施しているので、マイクロファーバー布で拭けば指紋も簡単に除去できるという。
3つのスクリーンが広がるMBUXハイパースクリーン。サイズは、ドライバー側から12.3インチ、17.7インチ、12.2インチで、センターと助手席側は有機EL液晶だ光沢のあるディスプレイなので、映り込みが気になるところだが、ドライバー側には小さめながらメーターフードが付いており、またディスプレイの角度も緻密に設計されているおかげか、試乗の際も気になることはなかった。
助手席側スクリーンでは、走行中にもYouTubeなどの動画コンテンツを見ることもできるそう。ただし、ドライバーをモニタリングするカメラによって、ドライバーが助手側画面を見たと認識すると映像が遮断されるようになっているという。
