前日から飲みに出かけていた裕也は、約束の時間になっても帰って来なかった。
理菜は何度も電話したが、出ない。 誠実さのかけらもない裕也に対する怒りと、怪我をさせてしまった女性に対する申し訳ない気持ちでいっぱいいっぱいになった理菜は泣きそうになった。
しかしとにかく探さないわけにはいかないと、片っ端から心当たりに電話をしていると、なんと実家で寝ているという返事を裕也の母親からもらった。
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