キャビン内の第一印象は、まるで30フィートクラスのヨットのようです。ラウンドしたテーブルなどはデザイン家具の風情があり、狭い空間でも圧迫感を感じなさそう。さらにポップアップルーフと組み合わせれば、そこはテントを超えた快適空間。ちょっとゴージャス!
EQTマルコポーロはBEVですから、大きなバッテリーはすべてフロア下に搭載されています。将来的にBEV専用プラットフォームとなれば、床はフラットですし、モーターはエンジンよりスペース効率がいいはず。マイクロバンでもさらにスペース効率は稼げると思います。
しかし、画像をよく見ると備わるコンロはガス式の模様。IHが使えればガスボンベを積み込む必要はありませんが、この辺は消費電力の問題かもしれません。でも、強火で調理したほうがおいしいメニューもありますから何ともいえませんね。
無論、BEVなので現状を鑑みれば充電問題に縛られるでしょうし、今後はキャンプ場もサイトごとに充電設備が必須となるでしょう。しかし、EVキャンピングカーがさらに発展すれば、ライフスタイルを豊かにしてくれることは間違いなさそう。
日常を離れ自然の豊かさを享受するのに電磁波持ち込んでどうすんの?ってハナシをひとまず脇に置けば、便利で快適であると感じる方が多数派でしょうか。選択は皆さんご自身の判断です。
Text:Seiichi Norishige
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