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【ジョンロブの#靴魂 ポストから厳選】あなたの靴、見せてください!

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靴を偏愛する こじラグ谷中が、さらに靴企画を充実させるべくスタートさせた「靴魂(くつたま)」! インスタグラムに#靴魂のハッシュタグを付けてポストされたソウルメイトの投稿から、独断と偏見、そして魂を込めて厳選! あなたの靴が見たいから〜。

素敵な靴が多すぎて…、選ぶのが大変です(嬉しい悲鳴)

先週 産声をあげた、あなたの靴を見せて頂こう企画、通称「靴魂(くつたま)」。編集長干場の宣言も手伝って 一週間で投稿数が 300件を突破しました! 編集部員一同、涙がちょちょぎれるほど嬉しい。ありがとうございます!!

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ということで 早速、今週からみなさんの投稿を厳選してご紹介していきたいと思います。

記念すべき第1弾は、ジョンロブ! 言わずと知れた、英国を代表する紳士靴の名門ですね。

1829年生まれの創業者ジョン・ロブ(John Lobb)が、1866年にロンドンのリージェント ストリートにビスポークを専門とする靴の工房を開くことでスタート。

このジョン・ロブ氏、実は1850年代にはオーストラリアにて鉱夫用のブーツを作ることで靴職人として名を馳せ、帰国後の1862年には英国万国博覧会で金賞を受賞。その翌年1863年、つまりロンドンで工房をスタートさせる3年前には 既にロイヤルワラントの称号を獲得しているんですね。なんとも素晴らしい!

現在は エディンバラ公と、チャールズ皇太子によるプリンスオブウェールズの2つを授与されていますが、かつてはエリザベス女王からも授与されるなど各時代の王室を筆頭に、上流階級の方々に愛され続けるわけです。

2代目となるウィリアム・ロブ(William Lobb)が 満を辞してパリに進出するんですが、その後 経営難に陥ってしまいます…。しかし、1976年には職人の技術力や質の高さに惚れ込んだ あのエルメスが閉鎖寸前だったパリの店と商標権を買い取り、エルメス傘下に。

1981年には、エルメスの指導により既製靴のラインをスタートさせ、これが「ジョンロブ・パリ」となります。既製靴として販売されているジョンロブは、このジョンロブ・パリを指しており、ビスポークシューズ(注文靴)専門の店としてロンドンのセントジェームス ストリートで創業家によって経営されている「ジョンロブ・ロンドン」とは異なるんですね。

ちなみに、「ジョンロブ・パリ」にもビスポークのラインがあるので、これまた ややこしいのですが…、そんな話は また別の機会に。

最初ということで説明が長くなりましたが、話をクルリンパと戻してジョンロブの素敵な投稿5選をご紹介していきます!

まずは @ishikanzuさんの投稿から。

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いきなりパンチ力ありますね! ジョンロブの名靴「シティⅡ」。イギリスにて昼の正礼装の靴として認知され、ビジネスシーンや冠婚葬祭では欠かせないキャップトゥオックスを代表するモデルです。

初代「シティ」の後継として、2007年に登場した「シティⅡ」は、細身で小さめのラウンドトゥで ややロングノーズな木型(ラスト)「7000」番を採用しています。

ややボリューミーな木型「8695」番を採用していた「シティ」も名品でしたが、モダンで美しくエレガントなシルエットを描く「シティⅡ」は真面目な印象で美人な優等生タイプ! これほど汎用性が高く、評価も高い靴は そう多くはありませんね。

一緒に撮影されているエドワーグリーンのチェルシーも双璧をなす存在ではありますが、頭ひとつ抜きん出ている気がします。

シルヴァノ・ラッタンジのパンチドキャップトゥも交えた黒い三連星とは なんとも素敵すぎます!

次にご紹介するのは、@yohei0001uさんの投稿です。

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2020年に生誕75周年を迎え、記念モデルも登場した永世定番「ウィリアム」です。

こちらは1945年に、あの稀代の洒落者として有名なウィンザー公(エドワード8世)がビスポークしたシューズが起源。修道僧が履くシューズであるダブルバックルに、アビエイターブーツからインスピレーションを得たエッセンスを取り入れてデザインされた名品です。

こんな素敵な靴をプレゼントしてくれる奥様がいらっしゃるなんて羨ましすぎる…。プレメンテを済ませ、履き込んで磨いてを繰り返して味が出てきた姿も拝見してみたい! ぜひ再度、投稿してください。

続いては、@oliver_shoesさんの投稿です。

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プレステージラインの「フィリップⅡ」、シティⅡに並ぶジョンロブを代表する名作ですね。

ラスト「8695」番を採用したクラシックライン「フィリップ」の後継モデルとして、2001年に細身で ややロングノーズなラスト「7000」番に変更してアップデートを遂げました。この流れはシティと同じですね。

プレステージラインの特徴である、手で丁寧に削り込まれたベヴェルドウエストの絞りの効いたシェイプ、かかと部分を縫い合わせるバックシームがなく一枚革でヒールカップを形成させた抜群に美しい後ろ姿、ストレートチップに施された繊細なパーフォレーション…、眼福なディテールは枚挙にいとまがありません!

オックスフォードカーフのブラックも素晴らしいんですが、ブラウンもとても綺麗ですね。鏡面磨きされたトゥの輝きにも引き込まれます。ぜひ今度はメンテナンスの仕方などを投稿して頂きたいです!

続いて紹介するのは、@sartoria9177さんの投稿です。

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なんと! 2013年秋冬コレクションに登場した、ノンウェルテッドのローファー「オデッサ」。これを持っている方を初めて拝見しました。感激っ!

グッドイヤーの耐久性とマッケイの返りの良さを併せ持つとされる「ブラックラピド製法」を採用していますが、この製法の難点はソールの修理が不可なこと。そもそもパーティシーンで履く靴ですから、"痛むこともない"という発想なんでしょうけど、なんとも贅沢な一足です。

サテンのバンドが効いていますよね。次回は、どんな風に履きこなしていらっしゃるのか、ぜひ拝見してみたいです。

最後は、@30milmil30さんの投稿です。

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パーソナルオーダーサービスである「バイリクエスト(BY REQUEST)」でオーダーし、1年の時を経てお手元に届いたというモデル。

こちらは記載がないのですが、恐らく… 「ガルニエⅡ」の後継モデルである「シートン」でしょうか?

パッと見はディテールを削ぎ落としたシンプルの極みのようなベーシックなモデルですが、細部を見れば、その違いは歴然!

グッドイヤーウェルトでありながらコバの張りを極限まで抑えたラウンドトウは、7000番のラストと相まって美しいシェイプを描き、ベヴェルドウエストの絞りの効いたシェイプ、バックシームのない一枚革のかかとは後ろ姿を美しく見せてくれます。

もちろんビスポークはオトコの憧れですが、かかるコストを考えると二の足を踏んでしまいます…。そこをいくと、バイリクエストなら頑張れば手が届きます。

約100モデルの中から、お好みのスタイルや素材、色、ソールなどが選べるパーソナルオーダーですし、熟練のスタッフさんがフィットするサイズやウィズをアドバイスしてくれるのに加え、希望に応じてインソールにイニシャルを入れるサービスも提供されるので、気になった方はぜひチャレンジしてみては。

さて、いかがでしたか? 第1回はジョンロブ編をお届けしました! やっぱり素晴らしい靴で、写真で見るだけでも眼福でしたし、ここだけの話ですが もう一足欲しくなってしまいました…。清水ダイブ決行の日は近いかも(笑)。次のバイリクエストかな……。

というわけで、これからぜひ みなさまの愛用靴を「#靴魂」を付けてポストしてください! 撮影の仕方は自由です。靴のみ、履いている足元、その靴を中心としたコーディネートなどなど、靴が写っていれば何でもOK。ぜひご自慢の一足をインスタグラムに投稿してください。もしかすると あなたの投稿を取り上げるかもしれません。

そうそう、それから嬉しいことに 投稿数も日に日に増加していますので、 #靴魂(くつたま)も、覗いてみてください。

それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!

Edit:Ryutaro Yanaka



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