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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

資材不足による減産と年次改良の狭間で販売休止中

マツダといえば新型SUVのCX‐60に話題が集中していますが、その他のラインナップに関し、いま公式HPにアクセスすると、とんでもない状況を知ることになります。CX-5やCX-8、ロードスター&ロードスターRF、マツダ6など、多くのモデルが販売終了で買えません。

例えば世界中にファンをもつマツダ・ロードスターの場合ですが……

※MAZDA ROADSTERは現行モデルのご注文受付を終了しております。
販売店での在庫がなくなり次第、販売を終了させていただきます。
また、販売店の在庫がある場合でも、ボディカラーやオプションなどお客様のご要望に沿えない場合がございます。
販売再開時期は改めてご案内いたします。

という具合。とある販売店に現状を聞いたところ、「CX-8など、一部車種は事前商談を開始しています。すべてを把握しているわけではありませんが、いまのところ年次改良モデルが続くようです」とのこと。資材不足による減産がこんな状況を生み出すとは、まさにwithコロナなんでしょうか。何かと考えさせられる出来事です。

あらためて新車購入のパターンを考えて見ました。新規車種として投入されたCX-60の場合、実際の販売は3つのステップを踏んでいます。正式名称ではありませんが、①仮予約(エンジンを選ぶなど大枠を決める)→②公式発表発売前の正式な事前商談&契約(仕様を決定し正式注文)→③発表・発売日という感じ。

つまり、正式な発売日以降に商談・注文する方々は、販売側から見れば第三波のお客様ということなります。こういった過程は昔からあるいわば慣習的なものですが、注意してないと事前商談の開始日なんて誰も知り得ません。無論、事前商談の開始を公式HP上でアナウンスする場合もありますが、それは戦略的戦術。今後は商習慣を改めないとフェアではないと思います。

私の知人に「もうクラウン・クロスオーバーの契約書にハンコ押したよ」って方がいますが、トヨタから事前商談開始のニュースリリースの発表(メディア向け)はありませんでした。とはいえ、一般道での報道試乗会は現在開催中。正式発表・発売日直後ならなんとか発注可能でしょうが、納期はドンドン見通せない状況となり、メーカー都合によるキャンセルもあり得ます。こうなると、もう溜息しか出ませんよね。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回のお題はSUVを除くマツダ車の2023年に向けた動向です。気になるのはロードスター&ロードスターRF、マツダ6、そして期待のロータリースポーツRX-9(仮)がどうなるかってこと。

近年のマツダ車のデザインの秀逸さには脱帽するしかありませんが、炎上覚悟で申し上げれば、ワタシのようなスポーツカー好きにはSUVで魂動デザインといわれても正直ピンときません(個人の趣味嗜好として)。「2017年の東京モーターショーで見たヴィジョンクーペはどうしたんだよ?」って感じ。時が経つほどロータリー復活の道は厳しくなります。それでは順番にこの3車の動向を探ってみましょう。



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