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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

新型マツダCX-60は社運を賭けたラグジュアリーSUVだ!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

ガソリン2.5L直4なら想定外のお値打ち価格か?

マツダの新世代クロスオーバーSUV第一弾であるCX-60の日本仕様がアナウンスされました。発売時期は2022年初秋を予定。世界情勢&経済が現在より悪化しなければ9月頃には正式発売日が判明するでしょう。

既に車両情報は出回っていますが、CX-60から始まるマツダの新章には将来に向けた社運がかかっています。2010年から打ち出したデザインコンセプトの魂動デザインに始まり、ペットネームの廃止、CX-5に代表されるSUVの投入など、この十数年はブランディングと販売網の再構築、電動化に向けた長期戦略の過程をコツコツと積み上げてきました。

統一性のあるデザインと、アルファベットと数字で示されるモデル名への転換は、まるで女性脳よろしく上書き消去の分岐点です。その点、保存&収納で積み上げ進化を遂げるトヨタなどとは好対照かもしれません。

とはいえ、既存技術の磨き込み、マツダらしい走りを追求する姿勢は変わりません。なんせ高効率エンジンを完成させたスカイアクティブ技術さえ、優れた燃費性能より走りの良さをアピールしてきたのですから、いい意味で呆れます。

あらためて新規モデルであるCX-60を検証してみましょう。公表されたボディサイズは、全長4742×全幅1890×全高1691mmでホイールベースが2870mm。CX-60は2列シートのSUVですが、同様のパッケージをもつ現行型CX-5と比較して大きく、車格的にもワンランク上のモデルであることがわかります。

技術的トピックは従来の横置きエンジンの前輪駆動ベースから、縦置きエンジンの後輪駆動ベースへと基本構造を転換したこと。これは設計の刷新を意味し大変コストがかかるのですが、なぜかというと(電動化に向けた大型バッテリーの搭載もあります)、車格を上げるには何よりもマルチシリンダーエンジンの搭載が必要だったから。とくに北米市場では6気筒エンジンの採用がセールスに直結するのです。

CX-60が搭載する6気筒エンジンは、V型ではなく、物理的にも振動が少ない直列の6気筒エンジンを搭載し上級車種にはマストな条件をクリアしています。とはいえ、ある程度台数を売ろうと思えばコストを下げられる4気筒エンジンも必要です。そこでマツダは直列4気筒のガソリンエンジン、直列6気筒のディーゼル&ガソリンエンジンを開発。日本仕様のCX-60には、この直列4気筒ガソリンと直列6気筒ディーゼルを採用すると発表しました。



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