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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場編集長のスタイルクリニック

トップガンに捧げる! 永久保存版「MA-1」の歴史と着こなし。

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今まで、さまざまなメンズファッションを提案し、大人の男のカッコイイ!を追求してきた干場編集長。そんな干場が辿り着いた【コレがあればいい!】というアイテムと、【この着こなしをすれば間違いない!】という究極のスタイルを伝授。シンプルで、普遍的、上質な素材で、色を制御した、都会的で洗練された言わば最後のスタイル「LAST STYLE」を紹介します!

定番化した今、いつ着るの? やっぱり今しかないでしょ!

先月からスタートした「干場編集長のスタイルクリニック」略して【スタクリ】。第6回目となる今回は、フライトジャケットの名作MA-1。季節的にはまだ早いですが、あの映画の影響からか先買いする人が増えている模様。クーラー対策用として、今から手に入れておくのもオススメです。

皆さん、もう観られました? 話題の映画『トップガン マーヴェリック』です。トム・クルーズのキャリア最高額の興行収入を叩き出したそうですが、折しも昨今は往年のアメカジブームの真っ只中。フライトジャケットのカッコ良さを再認識したという人が続出中のようです。そんな中、干場編集長が今回オススメするのがMA-1です。

「フライトジャケットにおいて最も有名と言って過言じゃないのがMA-1。アメリカ空軍の象徴的存在ですが、気をつけて頂きたいのが映画「トップガン」には出てこないということ。マーヴェリックは、アメリカ空軍じゃなくアメリカ海軍所属のパイロットなんです。よく勘違いされるのですが、マーヴェリックが着ているのはMA-じゃなくG-1もしくはCWU-36/Pですから!」

映画「トップガン マーヴェリック」を鑑賞した興奮が収まらず、テンション高めにはじまったフライトジャケット講釈。肝心のオシャレに着こなすコツはと言えば。

「ポピュラーなのはセージグリーン。ミリタリーらしさを楽しむなら打ってつけですが、もう少し都会的に着るならブラックやダークネイビーがオススメです」

干場スタイルお馴染みのモノトーンでまとめれば、無骨なミリタリーも一転してスタイリッシュに。

「シルエットも同様。中綿が入っていない細身のタイプを選ぶと、シャープに見えます。ただし、セージグリーンで中綿入りのいわゆる定番も、決してダメじゃないんです。思いっきりミリタリー感を楽しみたいなら、全然アリです」

とは言え、合わせるアイテムについては、さすがにザ・アメカジなものは避けたほうが無難とか。

「例えばネルシャツにインディゴブルーのジーパンなど。昨今往年のアメカジ人気が再燃しているとは言え、さすがにハマり過ぎて野暮ったく見えます。インナーはシンプルに白Tシャツ、パンツはブラックジーンズですっきりと見せたいところです」

90年代ストリートから火がついたMA-1リバイバルもすっかり定番化したとあらば、秋シーズンに向けて先買いしておいて損はなし。むしろ、トップガン熱が高まっている今こそ、買い時と言ってもいいかも知れませんね。

「干場編集長のスタイルクリニック」はYouTubeとの連動企画になっています。動画でさらに詳しく解説しているので、そちらも是非チェックを!

 

MooRER/ムーレー

らしさを残しつつも、都会的にモディファイ

MA-1ジャケット13万2000円/ムーレー(コロネット)

Tシャツ2万4200円、ベルト14万3000円/ともにフィクサー(アルト エ デリット)、デニム3万8500円、ブーツ参考商品/ともにマインデニム(マインド)、時計109万4500円/ブライトリング(ブライトリング・ジャパン)、リング8万4700円/マークマホーニー×ビルウォールレザー(S.O.S fp 恵比寿本店)、レイバンのサングラス/干場編集長私物

アームのユーティリティポケットがしっかりとMA-1であることを誇示しつつ、細身でブラックとあってミリタリーな無骨さがないムーレーのコレッリ。中綿がないので、秋口のライトアウターとして、また今時期のクーラー対策としても活用できます。「光沢感のあるジップも、ラグジュアリーに見せてくれる要素に。モノトーンでまとめることでその雰囲気をより強調し、ザ・アメカジじゃなく大人の都会的コーデに格上げししてみてはいかがでしょう」

あれこれとレイヤードするより、シンプルに白Tシャツと合わせるのがオススメ。「あくまでもアメカジ感は残したいので、ポケTを選びたいところ」。ジャストフィットを選ぶことで、若者との差別化を図れます。

干場編集長アドバイス①「サングラス」

いっそなりきり! でもちょっと控えめに

劇中でも度々登場するティアドロップサングラス。「セージグリーンの定番MA-1に合わせるとさすがにコスプレ感がありますが、ブラックとなら気分を楽しめつつ自然にまとまります」。淡いレンズカラーを選べば、さらに今っぽく。

干場編集長アドバイス②「時計」

細かいところですが、世界観って重要です

カジュアルなスタイルにこそ、腕時計は一流ブランドを合わせるべき。とは言え、せっかくフライトジャケットなので、世界観を合わせたいところ。「パイロットウォッチであるブライトリングのナビタイマーは、まさに打ってつけ。オトコらしさがありつつも、クラス感をしっかりアピールできます」

干場編集長アドバイス③「リング」

ゴージャスよりもストリートを意識

ブライトリングのケースカラーに合わせて、リングはシルバーをチョイス。「ゴールドだと、MA-1のスポーティな雰囲気とは少々ミスマッチ。こんなホースシューモチーフなら、ストリートな雰囲気を楽しめます」

干場編集長アドバイス④「ベルト」

あくまで見えないこだわりということで

あくまでもオトコらしさを匂わせることが重要。ベルトは幅広のレザーを選びつつ、その上でスクエアバックルにすることでシャープさを両立。「Tシャツをタックインすると、いかにもマーヴェリックになるのでご注意を(笑)」

干場編集長アドバイス⑤「ブーツ」

オトコらしさと洗練さの絶妙バランス

編み上げの無骨なワークブーツは、本来ならMA-1と好相性。ただし、大人な洗練さを以ってして着るなら、オトコらしさと洗練さを持ち合わせるこんなタイプが適任です。「パンツと一体感があるので、脚長効果も期待できます」

MooRER/ムーレー

ブラックに並びダークネイビーも有力候補に

13万2000円/ムーレー(コロネット)

中綿を省き、薄手のポリエステル生地で仕立てたコレッリ。光沢を抑えた生地は、スリムシルエットや鏡面仕上げのジッパーなどと相まって、ラグジュアリーな印象を楽しませます。モデル着用はブラックで、こちらはダークネイビー。撥水加工済みという、機能性にも注目です。

MooRER/ムーレー

ミリタリーらしくも品良いトーンに注目

13万2000円/ムーレー(コロネット)

こちらもコレッリ。本来ならミリタリーらしさが強まるオリーブですが、こちらはトーンを抑えた発色で、野暮ったさをまるで感じさせません。上質な生地感とディテール、そして中綿のないミニマルなシルエットも、その要因に。こんな1着なら、スラックスとだって馴染んでくれます。

K-3B/ケー スリー ビー

定番となった今、こんな一手あるヤツが欲しい

「K-3B 061_A」3万7400円/K-3B(K-3B)

スタイリスト坂井達志氏が手がけるPROGRESS or REGRESSの別注モデル。4wayストレッチナイロンを採用することで、ストイックなシルエットでも着心地は快適。バックにはヨークからアームにかけてリフレクターラインをあしらい、ミリタリーな中にもモードなエッセンスを注入します。

1PIU1UGUALE3/ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ

結局、このスタイルもやっぱりカッコいい!

16万5000円/ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ(ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ 表参道ヒルズ店)

1950年代の初期型をサンプリングしたこちら。中綿入りで、裏地はレスキューオレンジ、さらにオキシジェンタブ付きと、ヴィンテージMA-1好きを唸らせる仕様になっています。ゆとりのあるシルエットにも、オリジナルの面影が。一方でアームは太すぎず、いざ着ると今っぽい着姿に。

Photo:Naoto Otsubo
Styling:Ryoko Kanemoto
Hair&Make-up:Megumi Ochi
Model : Noah Ishikura
Text:Masafumi Yasuoka
Direction:Yoshimasa Hoshiba

【問い合わせ】
コロネット 03-5216-6521
K-3B 076-208-3180
ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ 表参道ヒルズ店 03-6447-4970
アルト エ デリット 052-253-7718
マインド 03-6721-0757
ブライトリング・ジャパン 0120-105-707
S.O.S fp 恵比寿本店 03-3461-4875



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