スポーティで終わらないことが、大人には重要です
先週から新たにスタートしたFORZA STYLE編集長・干場義雅による連載「干場編集長のスタイルクリニック」略して「スタクリ」。第2回目となる今回は、ジョガーパンツです。
ぜひ記事と動画、両方でお楽しみください!
スポーツミックスやストリートといったキーワードと共に、スウェットやパーカといったイージーなアイテムがすっかり大人の休日カジュアル着として定着しました。その代表的なアイテムとして、ジョガーパンツというものがあります。
読んで字のごとく、ジョギングで穿くパンツのことで、ストレッチ性の高い生地やリブを採用した裾など、とにかく動きやすさを求めた作りになっています。リラックス感抜群なのは言うに及ばずですが、干場編集長曰く、大人が穿く際にはそれだけじゃダメなようです。
「ジョガーパンツが流行したのは、セレブリティ達による健康に対する意識の高まりがキッカケ。ジムなどに通う時に穿いていたリブ付きのジョガーパンツが、そのまま街着としても浸透していったのです。ただし、一見してスポーティなのがわかるアイテムなので、街でオシャレ着として穿く場合は、都会的に見せることが重要です」
そこで今回提案するのが、下の写真のコーディネート。色を一切使わず、モノトーンに徹しています。
「このK-3Bのパンツは、リアルにスポーツで使えるほどのストレッチ性とサラッとした肌触りが魅力。しかし、これがビビッドな色だと、さすがに街中では浮いてしまいます。でもモノトーンなら、都会的なスタイリッシュさがアピールできますし、大人っぽく見せられます」
さらに重要なのが合わせるアイテム。「このカーディガンは、実はシルクカシミア。腕のラインがスポーティなのでリブパンツとの相性が抜群でありながら、その素材感は実にラグジュアリーです。さらにポイントは、白Tシャツ。全身真っ黒だとジョガーパンツの魅力である軽快さがなくなってしまいます。インナーや足元に白を挿すことで、スポーティだけどクリーン。つまり上品に見えるってワケです」
スニーカーが大人の休日カジュアルにおける足元選びの基準となった今、ジョガーパンツはもはやマストアイテム。つまり、持っておいて間違いないってことです。