次に、前輪駆動ベースのデザインも見てみましょう。下の画像はマツダ人気の立役者『CX-5』ですが、横置きエンジンなだけにフロント周りがコンパクトに設計でき、『プレミアムレングス』が短くなっています。デザインもキュッと濃縮されて一体感あるフォルムを形成。
同設計コンセプトとなるトヨタ・ハリアー、年内デビューが予定されるレクサスRX、プレミアム御三家からアウディQ3スポーツバックと3台並べてみます。エンジンを横方向に搭載するのでノーズが短く、同じ全長なら居住空間を広く設計できます。
「なぜマツダは後輪駆動ベースのプラットフォームを開発したのか?」と問えば、「6気筒エンジンを搭載したかったから」がその答え。従来の横置き4気筒よりノーズは長くなりますが、6気筒エンジン特有の振動の少なさやプレミアム感を出すには有利。成功すればブランドバリューも高まります。
価値観は人それぞれですし、4気筒エンジンだからといって見劣りしない部分もあります。いずれにせよ、7月下旬には初期受注のデータが発表されるでしょうし、また、現車を直に見る機会も増えると思われます(正式発売は9月予定)。
この先、一般公道での試乗レポートもWeb上を賑わせると思いますし、いまは焦らず、じっくり見定める時期なのかもしれません。最安値はガソリン車のエントリーモデルで299万2000円から。意外と燃費が良好なのでオススメかも!?
Text:Seiichi Norishige
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