真剣な表情の涼介に、蘭は戸惑う。
「え……ああ、ごめんなさい。自虐しちゃいがちなんだよね、私」
「充分、綺麗っすよ。なんすか、そういうの、俺、いやですよ」
その瞬間、涼介はぐっと真剣な眼差しを蘭に向けた。蘭が半泣きで目をつぶろうとすると、涼介はそのまま蘭の唇を奪った。
「私、本当におばさんだから」
「だからそれをやめてくださいって!」
©Getty Images
ソファが撤去されて広くなったリビング、そのカーペットの上にふたりはもつれ合いながら倒れ込んだ…。
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