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LIFESTYLE 女たちの事件簿

〈後編〉【期間限定の「お引っ越し不倫」】出会いは地元系アプリ。ごく普通の主婦がのめり込んだのは…

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お茶菓子をつまみながら、ふたりは意気投合しておしゃべりに没頭していた。少しずつ打ち解けて、蘭も息子の話などをしていた。

1時間が経過し、涼介は腕時計を見ながら、立ちあがろうとする。

「あ、もうこんな時間。蘭さんすいません、お菓子美味しかったです、ご馳走様でした」

「いえいえ、引き止めちゃってごめんなさい。涼介くんかっこいいし、おばちゃん癒されちゃったわ」

そう、これは線引き。10歳も年下の男性に変な言葉を言って気持ち悪がられないように、蘭は自らをおばちゃんと言うことで、おちゃらけた雰囲気を作ろうとした。しかし、涼介が真顔でその雰囲気を壊そうとする。

「……何言ってるんですか、おばちゃんとか言わないでくださいよ。そういうのほんと、よくないっすよ」



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