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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【期間限定の「お引っ越し不倫」】出会いは地元系アプリ。ごく普通の主婦がのめり込んだのは…

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

「全てを一気に引き取ります! 軽トラックで伺います!」

一度にまとめて荷物を引き取ってもらえるなら楽よね。よし、この人にしよう!

この決断が、かくも魅惑的な世界の扉を開けてしまうきっかけになるとは、このときの蘭(仮名)は夢にも思っていなかった……。


※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。

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2週間後には、夫の地元である関西に引っ越すことになっている。夫の会社は関西が本社なので、本社でついに昇進することになったのだ。

おめでたいこの引っ越し。引っ越し先では、家具も家電も一新するつもりだった。

これもいい機会、と思った蘭は小2の息子の小さくなった服や、新居に持って行くには古くなりすぎた家電などをフリマアプリにコツコツと出品していた。

不用品引き取り業者にお願いすると、処分にもお金がかかってしまう。しかし古くなりすぎたものは、フリマアプリで送料を乗せてしまうと赤字でも売れないし……と思っていたところ、地元の友人から「近所の人に不用品を引き取りに来てもらえるアプリがあるんだよ」と教えてもらったのだった。

早速蘭は、そのアプリの「譲ります」という掲示板に書き込みをした。

©Getty Images

『まもなく引っ越しなので、引き取りに来てくれる方にソファ、掃除機、洗濯機、冷蔵庫、ダイニングテーブル、無料でお譲りします!』

そんな蘭の募集には、応募がすぐに殺到した。書き込んで1時間で、メッセージが数十通も来ていることに驚いた。

掃除機だけが欲しい人、洗濯機が壊れたばかりだという人、タクシーで冷蔵庫を取りに行くつもりという無茶な人……ときには自らの境遇を「シングルマザーです」などとまで書いている人もいて、まさに争奪戦だ。

どの人に譲ろうか、と考えながら画面を眺めていると「全てを一気に引き取ります! 軽トラックで伺います!」とアピールするメッセージが目にとまる。

バラバラに受け渡しをするために、複数の人と連絡しないといけなくなるよりも、一括で引き取りに来てもらえるならそのほうがラクそうだ。

蘭はこの“リョウ”と名乗る人物へメッセージに返信した。

後編へ続く

Text:女の事件簿調査チーム



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