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カーナビってオワコン?Googleマップやappleによって絶滅危惧に。カーナビに勝機はあるのか?

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■カーナビの利点は?

スマホのナビでは、位置情報は、衛星からの信号(GPS)を電波介して受信するため、安定した電波が得られないビル群やトンネル内で、現在地がずれることもあるが、カーナビは、クルマから走行速度や旋回量のデータを取得してGPSデータと組み合わせるため、位置情報を正確に把握することができる。

日産「アリア」プロパイロット2.0作動イメージ。未来のクルマは、優れたカーナビの性能が前提なのだ

この正確な位置情報は、高精度の地図データと、クルマから取得する画像情報などを組み合わせることで、数cm単位(従来の精度は、数メートル単位)での現在地の特定も可能。日産の「プロパイロット2.0」やトヨタの「アドバンスドドライブ」といった、高度な運転支援は、これくらいの高精度なGPSの元で実現できている。未来のクルマは、優れたカーナビの性能が前提であり、スマホでは実現できない領域の精度を確保しているのがカーナビだ。

 

■今後はスマホとの連携でさらに便利に

スマホにルート案内の座を奪われかけたカーナビだが、今後は自動運転の実現において、重要な役割を果たしていく。また、今後はそのスマホとの連携によって、さらに便利になることが予想される。

日産「アリア」に搭載される「ドアtoドア ナビ」では、カーナビとスマホが連携し、ユーザーが歩いて移動するルートやクルマの走行ルートなど総合的なルートを設計し、効率のよい移動を提案、案内をしてくれる。

例えば、目的地がクルマでは到達できない場所だと、カーナビからスマホとバトンタッチして、行き先案内を継続し、目的地まで案内を続けてくれる。将来的には、目的地の写真を読み込み込むとその元にたどり着くルートが導き出される、なんてことも可能となるはずだ。効率のいい移動は、環境にもやさしい。広く普及していくのが、楽しみだ。

Text:Tachibana Kazunori,MMM-Production
Photo:NISSAN、TOYOTA、Adobe Stock
Edit:Ogiyama Takashi



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