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FASHION NEWS

【経年在庫やB品、サンプルをセレクトして販売!?】長野県上田に今までにないショップがオープン!

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EDISTORIAL STOREでは、どんなものを取り扱うのか?

では、この4つの空間で一体どんなものを展開していくのか? EDISTORIAL STOREの核心部分へと迫っていきます!

「このショップでは、スタイリスト時代からお付き合いがあったり、自分が興味が湧くブランドやショップに残った経年在庫やB品、サンプルなどを取り扱います。各倉庫を巡って1点1点ピックアップして買い付け、ラインナップしていきます。

今はサスティナブルやSDGsなどへの意識が高まっていて、ファッションにおいても、たった1シーズン前の服がゴミとして廃棄されることが問題になっていますが、じつはそれありきで考えたわけではないんです。

元々、上田でお店を開きたいという想いは ぼんやりとあったんですが、何を扱うのが良いのかには辿りつけていませんでした。そんな折に、ある撮影でご一緒したフォトグラファーが僕の着ているものを"どこの服ですか?"と聞いてきたんです。高円寺で買った古着と答えると、彼にとっては意外だったのか、"そういうものも着るんですか!?"と驚かれました。

そのときに、"自分はハイブランドのシーズン物も セレクトショップのオリジナルも買うし、古着だって買う。昔買ったものでも今の気分に合えば 着る"とあらためて気づき、お店もスタイリスト的な視点、編集するような視点で表現するのが面白いのでは、と思ったんです」。

ブランドが展示会ベースで発表するシーズンものをバイイングするのではなく、小沢さんの琴線に触れるというか、感じ取った時代の空気感に合わせたアイテムを編集して並べていく。現在でいう古着屋に近い感覚の買い付け。

とは言え、結果的に売れ残った経年在庫を買い付けて、今のムードに合うラインナップを揃えることは可能でしょうか?

「簡単ではありませんが、ものは悪くないけど価格的に折り合いがつかなかったとか、売れ残った理由はひとつではありません。あらためて見返したら新鮮とか、リリースされた当時は早すぎたけど時代が追いついたなんて場合もあります。

自分も含めて服好きな方なら、以前買った服を今っぽく着こなすようなことに普段から取り組んでますし、その匙加減こそがお洒落の面白さでもあり、醍醐味。

これを上手く表現できるかが、お店の生命線だと考えています。

自分への問いかけでもあるんですが、今までのやり方が決して正解ではなくて、これまでの枠を超えて本当の正解を探る旅という感じで取り組むつもりです。おそらく従来のMDやバイヤーという視点とは見る角度が異なりますし、企画を考えて、ものを集めて撮影して、原稿も書くというファッション・エディターという仕事をしてきた経験をお店に反映させていきます。

なので、ただデニムブランドを集積してポップアップをやるのではなく、もうひと工夫する。ポップアップって言葉自体が使い古されていますし、いま自分がやりたいこととも合致しない。なので、雑誌でいう"特集"="TOKUSHU"と名付けて、立体的に構成していきたい。

例えば、これから夏を迎えて暑くなるから、『サマーボーイズ』っていうタイトルでビーチバッグと短パン、タンクトップ、ビーサンだけを並べた部屋を作る。その空間では DJに夏をイメージした曲をセレクトして貰って流すとか。かつて雑誌でスタイリストとして表現してきたことを3D化していこうと思っていて、つねにアイデアを書き溜めています」。

ちなみに、EDISTORIAL STOREのEDISTORIALは、EDITORIAL(編集)とSTORY(物語)を合わせた造語。小沢さんが思い描く理想のスタイリスト像に欠かせない2つの要素をひとつの言葉に掛け合わせたものですが、このお店のネーミングにピッタリです。



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