もう朝のボトムス選びで迷うことはありません!
第47回はジェイエムウエストンのスニーカーです。
スポーツブランドのハイテクやメゾンの一足、はたまた王道の復刻など。激化するスニーカー市場において、根強い人気を博しているのがシンプルなコート系です。
老若男女問わず足元のお洒落は手が抜けない。ことスニーカーブームが続く昨今では尚更。そんな中で大人のお洒落において頼りになるのは、コート系ですよね。コーデを選ばない汎用性は随一ですから。こちらの「ジェイエムウエストン」の一足もその一つですが、実はさらにワンランク上に行っちゃいます。
フランス生まれの老舗シューズブランドで知られる同ブランドは、スニーカーもやっぱり別格! フランス語でツバメを意味する「イロンデル」と名付けられた本作は、その名の通り、スワローパターンのトゥデザインが特徴。スムースカーフとスエードカーフで構築し、ブラウンを基調としたカラーも相まって実にラグジュアリー。スラックスや白パンと合わせれば、上品さをさらに後押ししてくれるはず。その一方で、デニムやワークパンツと合わせれば、古き良きアメカジを彷彿とさせる男らしさを醸し出します。つまり、コーデに合わせた主張をしてくれるってこと。
軽装により足元が際立つ春夏のお洒落では、スニーカー選びはとかく重要です。シンプルなローテクでは味気ないと感じる方も、本作なら難なく解消。それどころか装いをアップデートしてくれます。手軽に大人の格を示す老舗のローテク、新たに狙うならこんな使い勝手良すぎる最強スニーカーがオススメです。
アウトソールは、ブランドのイニシャルを全面にあしらったモノグラムパターンを採用。普段は見えない部分まで、絵になるデザインを施すあたりは流石。
程よくボリューミーなソールを配し、脚長効果も期待大。ホールドに優れたヒールカップには、エンボスでブランドネームが鎮座しています。
大人のスニーカーの王道と言えば、白スニ。爽やかさをアピールしつつ、ヒールのブルーとシュータンのレッドによるトリコロールが、さりげに洒落感を演出。同じシンプルな白スニでも周囲と被らず、たとえ被っても一目置かれるのは間違いありません!
シュータン部分にエラスティックバンドを使用し、スリッポン感覚で履けるのが魅力のランニングシューズ。クッション性に優れたソールや着脱しやすい履き口など、機能性も文句なし。とは言えカジュアルすぎるなんてことはなく、カーフレザーによる光沢が艶っぽ演出をするので、上品な装いとも好相性です。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691