日本人に馴染みのあるロゴはアイキャッチ抜群です!
第45回はプレミアータのスニーカーです。
スタイルを選ばないシンプル顔や今どきなハイテク系、コラボなど、スニーカー一つとってもジャンルは様々。あらゆるシーンに合わせていくつもお持ちのことでしょう。その一方で、万能選手を1、2足だけという方もいるかと。そのどちらにも声を大にしてオススメしたいのが、ハズしに使える派手スニです。ギャップ演出や大人の余裕を醸し出すなら、実はこれが一番効くんですよ。
ご紹介するこちらは、日本人なら誰もが二度見してしまう「ホ」の字をアッパーに添えた、イタリアのシューズブランド「プレミアータ」。1885年から続く老舗中の老舗であり、遊び心あるイタリア紳士に愛され続けるブランドであります。もちろん、これは「ホ」ではなく。4代目オーナーのグラツィアーノ・マッツァ氏が、PREMIATAの「t」をユニオンジャック風にアレンジしたもの。とは言え、我々にとってアイキャッチ抜群なのは変わりませんから、「それどこの?」と話題になるのは言わずもがな。
クラシカルなランニングシューズをベースにた「MASE(マセ)」は、レザーとナイロンを組み合わせたアッパーが艶っぽさを演出。しかも、インソールを含めヒールが約6cmあるため、脚長効果をもたらします。ヒールを履いた女性と並んでも、男性らしさをアピールできるというわけ。
スニーカーに限らず、コーデだけでなく会話にも華を添えるアイテムをスタイリングに忍ばせるのは、デキる大人の巧みな技というもの。そんな中でもプレミアータの一足を推すのは、さり気にスタイルアップが叶うからこそ。サマになって、話題になって、画になるスニーカーとあれば、狙う理由としては十分ですよね。
ソールサイドにあしらわれたスタンプやグラフィックは、グラツィアーノ・マッツァ氏が夢で見たものをそのまま描いたのだとか。何かと深い意味を求めがちな昨今に、自由な発想によるデザインは逆に新鮮。
アウトソールにまでグラフィックが。屈曲性に優れたソールはクッション性も抜群。足にフィットするアッパーも相まって、快適な履き心地を味わえます。
ここ数年で市民権を得たアウトドアトレンドにぴったりな一足。安定したグリップとタフさを持つビブラムソールを採用し、ナイロンアッパーが軽快さを後押し。普段使いからアクティブシーンまで、幅広く活躍します。
派手顔のみならずシンプルなローテクもラインナップ。レザーを使用し上品さをアピールしつつも、ソールには上のスニーカー同様にグラフィックが。とは言え、目立ちすぎないのでドレッシーな装いの抜け演出にもってこい。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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