バッキバキにカッコいいレーシングMINIに惚れた
ミニが10年振りにレース復帰。今シーズンのニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦するという。エントリーはメーカー自ら参戦するワークス体制ではなく、ブルドッグレーシングというチームになりますが、レース車両そのものはBMW&M社のバックアップのもと製作。エグいほど伸びた大きなリヤウイングも迫力あってカッコよろしい。
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参戦カテゴリーはSP3Tクラス。総合優勝を狙うトップクラスはメルセデスAMGのGTやポルシェ911GT3などお馴染みのモンスターマシンですが、このモディファイドミニがどこまで走るのか興味深い。同チームがYouTubeなどストリーミング中継するかわかりませんが、いくつものチームがライブ中継するのできっと映るに違いない。これは楽しみがまた一つ増えました。
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さて、このマシン。スポーツ派ミニオーナーの視点に立てば、多くのカスタマイズ手法を示唆している良きサンプル。ほとんど資料はないのですが、わかる範囲で皆さんと一緒に検証してみたいと思います。
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まず、基本的なところですが、あくまで市販車ベースのレースなので、目をむくほど大パワーではありません。ベースボディは3ドアのJCW(ジョン・クーパー・ワークス)GP、エンジンはJCWのクラブマン&クロスオーバーに搭載される最高出力306ps (225kW)、最大トルク450Nmのエンジンです。同じ直4の2Lターボでも3ドア&コンバーチブルに搭載される231ps(170kW)仕様ではありません。つまり、B48A20B型ではなく、B48A20E型ということ。
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トランスミッションは8速ステップトロニックなので、つまり構造上はストックの8速ATを搭載した市販車と変わりません。多少は強化部品など入れてることが予想されますが、マニュアルトランスミッションでないことは確かです。機械式デフロックは70%なので、結構なバキバキ具合だと思います。