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この戦いを見逃すな。ミニJCWがニュルブルクリンク24時間レースに挑戦!

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気になるのはやはり大幅にモディファイされたイケてるボディワークです。レギュレーション上、DTMマシンのようなカナードの塊のような空力手法は使えませんが、4つのフェンダー部に装着されたバージボード風パネル(?)のボディワークは注目です。整流&ダウンフォース向上に効果あり! と察します。

巷のカスタマイズではD1よろしくオーバーフェンダー流行りですが、「この手があったか!」と目からウロコ。車検上、記載変更で収まるかわかりませんが、今期F1のウネウネリヤウイング同様、なんとか市販化できないものかと、思案中のビルダーもいらっしゃるのではないでしょうか。

全幅に対して前後長はレギュレーションが緩いのでしょう、ディフューザーは後方へかなり伸びてます。そしてルーフエンドのスポイラーも同じ分だけ伸びてます。空力効果だけを考えればルーフより高い位置にスポイラーをセットすれば効果絶大なのですが、上方向が許されないのであれば後方へ伸ばして効率を高めているようです。

ディフューザーに関していえば、マフラーを中央にレイアウトすることで左右均等にフロア下の流速を高める処理が見受けられます。市販のストック状態でも最高速度250km/hのJCW GPなので、かなりの効果が期待できます。

ちなみにレースが行われるのはレーストラックとして整備されたGPコースではなく、スポーツカー開発の聖地として知られるグリーン・ヘルの方。ノルトシュライフェ(北コース)といった方がピンとくる方も多いと思います。

余談ですが、昔このコースでデビュー直後のFD3Sをテストしたら、わずか1周でドアが開かなくなりました。まあ一周約28kmあるのでハードなのは確かですが、クルマを試すには最適な過酷環境であることは間違いありません。

記念すべき50回目の大会となるニュルブルクリンク24時間レース。会期は5月26~29日。ミニJCWの健闘を祈ります。

Text:Seiichi Norishige

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