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CAR 中年と中古車

価格高騰中!オールドミニがいま人気なのは何故なのか?

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若かりし青年があっという間に中年となっているように、かつては高嶺の花だったピッカピカの新車も気がつけば中古車に。あの時は高くて買えなかったけど、今ならイケるかも!? な妄想を抱く二人の中年、中古車野郎Aチームが読者の皆さんに代わってとっておきのクルマを探す企画です

クラシック・ミニ再燃。需要増で相場上昇中

メルセデス・ベンツやフェラーリと並び、クルマ音痴でも知っているクラシック・ミニ(以下、ミニ)。現在の愛車が何であろうと、一度は所有し乗ってみたい! そんな方々も多いのではないでしょうか。

何かとカワイイ!と女性ウケ(子供たちも)のいいミニですが、モンテカルロ・ラリー3勝(1964、1965、1967年)という金字塔からもわかるように、じつはかなりのモンスターマシンです。市販モデルの車重は600kgでしたが、ラリーカーのベースとなったクーパーSの最高出力は75hp。ザックリいえば軽自動車に150馬力のエンジンを搭載したようなもの。超スポーツカーなのであります。

そんなミニはBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)により1959年に誕生。キッカケ1956年7月に勃発した第二次中東戦争による原油価格の高騰。よって当初は小型・低燃費のクルマとして企画されました。

開発者はサー・アレック・イシゴニス。天才エンジニアとして呼び声も高いのですが、友人にレース畑のジョン・クーパーがいたこともあって、1961年に誰もが手にできる高性能車として『ミニ+クーパー=ミニ・クーパー』が誕生。さらに、ダウントン・エンジニアリングのダニエル・リッチモンドの参加でゴールデン・トライアングルが完成。1963年に『ミニ・クーパーS』を誕生させます。

さて、いまでは中古車でしか入手できないミニですが、実際に購入するとなると扱いやすさと流通量から、インジェクション・エンジン搭載車(1992年~2000年)から探すことになるでしょう。また、1997年にはSRSエアバッグとサイドインパクトバーが備わるので安心感も高いと思います。

エンジンは直列4気筒OHVで排気量は1271cc。ボア・ストロークは70.6mm×81.2mmで圧縮比は9.4:1。最高出力53ps/5,000rpm・最大トルク9.3kgm/2,600rpmというのが基本スペックとなります(車重710kg)。

ボディサイズは、全長3051×全幅1410×全高1346mm、ホイールベースが2036mmとなります。ちなみに第2世代BMWミニのボディサイズは全長3715×全幅1685×全高1430mm、ホイールベースが2465mmですから、まさにメカミニマム・マンマキシマムそのもの。

最新動向をチェックすべく今回お邪魔したのはクラシック・ミニの専門店『レトロスタイル』さん。代表の星谷明宏さんにうかがうと「この1年で相場はかなり上がったという実感があります。それでも手が届く価格帯ですが、いかんせん流通量が少なく仕入れに苦労する状況です」とのこと。

店舗では在庫車からピットの作業風景まで拝見しましたが、「女房より付き合いが長い」というメカニックさんとのコンビネーションもバッチリ。カスタマイズ中のチューンドミニもつぶさに観察できて大満足な訪問となりました。またまたミニが欲しくなってしまいました。

Video:Yoshihide Shoshima
Video Edit::Airi Harumi
Text:Seiichi Norishige

【車両に関する問い合わせ】
レトロスタイル
住所:神奈川県厚木市上荻野869-8
TEL:046-242-3298
営業時間:9:00~19:00



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