ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
CAR 中年と中古車

可愛くてカッコイイ! BMWミニの極上中古車を見つけた!

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録
若かりし青年があっという間に中年となっているように、かつては高嶺の花だったピッカピカの新車も気がつけば中古車に。あの時は高くて買えなかったけど、今ならイケるかも!? な妄想を抱く二人の中年、中古車野郎Aチームが読者の皆さんに代わってとっておきのクルマを探す企画です

相場観は緩やかに上昇中?カワイイだけじゃないMINIの魅力

第4世代のMINIはEVになる!? そんなウワサが絶えない世界的人気モデルのMINIですが、BMWの電動化ロードマップは2030年にBEVを50%まで引き上げること。現実的にはMINIファミリーにBEVモデルが設定される、ということかも知れません。とはいえ、MINIファンからすれば同社の正式発表を待つしかなく、実際問題どうなることやら。

コロナ禍で活況を見せる中古車市場ですが、気になるMINIの最新相場はどうなのか? まず現行型の第3世代に限れば、新車時は残価設定ローン利用者が多く、残価率の高いMINIだけに早々お安くはならない印象。

一方、生粋のMINIファンにとってどの世代のMINIが楽しいのか? を探求すれば、初代モデルと第2世代モデルが中古車狙いの醍醐味といえそうです。なぜか? 確かに現行型はボディサイズが拡大され居住性が向上し安全装備も増えましたが、この初代モデルと第2世代モデルは5ナンバーサイズのボディであり、かつ、ショートホイールベースが特徴です。つまり、日常的速度の楽しさが一味違うのです。

「弊社では初代の後期型と第2世代のクーパーSをメインに扱っています」と語るのはMINI専門店『MJプロジェクト』代表の畑中正行さん。その理由を訊ねると、やはり取り回しのいい5ナンバーボディのサイズ感にMINIの魅力を感じているとか。ココで初代モデルと第2世代モデルのスペックを比較してみましょう。

【R53型クーパーS(後期型)】
ボディサイズ:全長3655×全幅1690×全高1455mm
ホイールベース:2465mm
エンジン:直列4気筒DOHCスーパーチャージャー
排気量:1598cc
ボア×ストローク:85.8×77.0mm
圧縮比:8.5
最高出力:125kW(170ps) / 6000rpm
最大トルク:220Nm / 4000rpm
トランスミッション:6速MT / 6速AT
タイヤサイズ:195/55R16

初代モデルのMCはコンバーチブル投入の2004年9月。クーパーSに搭載される6速MTはギア比を改善しスポーツ性能が向上。2005年1月生産車からアイシン製6速AT搭載車がデビュー。最終モデルは2007年3月登録あたりまで。

【R56型クーパーS(前期型)】
ボディサイズ:全長3715×全幅1685×全高1430mm
ホイールベース:2465mm
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
排気量:1598cc
ボア×ストローク:77.0×85.8mm
圧縮比:10.5
最高出力:128kW(175ps) / 5500rpm
最大トルク:240Nm / 1600-5000rpm(オーバーブースト:260Nm / 1700-4500rpm)
トランスミッション:6速MT / 6速AT
タイヤサイズ:195/55R16

第2世代モデルの日本デビューは2007年2月。実質的にミニの日(3月2日)に合わせた感じです。大きく変わったのはエンジンで、排気量は変わりませんが、スーパーチャージャーからターボへと過給機を変更した新開発エンジンとなっています。また、パワーステアリングは油圧式から電動式へ。実際に乗ってみると電動式の方が軽く操作できます。

ホイールベースは初代モデルと同数値ですが、全長は60mm長く(主にバンパー形状の変更)、その要因は安全対策といわれます。ボンネットやフロントフェンダーの造形はやや穏やかになったことはデザイン上の特徴です。センタメーターや各種スイッチの造形も初代モデルほどクラシックな雰囲気を感じないかもしれません(画像は初代モデル)。

第2世代モデル最大の魅力は多彩なボディバリエーションが楽しめることです。3ドアのクラブマンやクーペにロードスター、SUVちっくなクロスオーバーやペースマンをラインナップします。中古車ならではの出会いがあるかもしれません。

ちなみに現行型(前期)モデルは2014年4月12日に日本発売を開始。ボディサイズは、全長3850×全幅1727×全高1414mmとなり区分けは3ナンバーへ。ホイールベースは2495mmなので、長く幅広くなったことがわかります。

さて、中古車となれば最大の鬼門は個体ごとのコンディションです。前出の畑中さんによれば「さすがに10年以上経過していますので、水回りのパーツやクランクプーリー、センサー類など、ほぼ交換し販売車両(無事故車両)として仕上げて展示しています。内装ではルーフライニング、外装ではサッシやエンブレムなど劣化が目立つものは交換ですね」とのこと。

初期モデルも今ではさすがに流通量も減って、さらにコンディションのいい個体が少なくなってきた昨今、第2世代モデルもいずれ同じ状況になると予想されます。

今回は撮影班のアイリ嬢が管理ユーザーの下取り車だという赤いクラブマン(クーパー)にロックオン。よく見ると珍しくダブルサンルーフが装備されていました。メンテナンス履歴のわかる販売車両は専門店ならでは。MINIファンは要チェックですよ。

Video:Yoshihide Shoshima
Video Edit::Airi Harumi
Text:Seiichi Norishige

【車両に関する問い合わせ】
MJプロジェクト
住所:神奈川県厚木市上荻野885-3
TEL:046-258-6220
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日(水曜が祝日の場合は木曜日)



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5