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FASHION こじラグ

エルメスのワニ革製バッヂ!? 無謀に見えて、じつはサスティナブルで夢もあります!

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小さい方(直径4cm)に使われているレザーは、エルメスの中でも相当希少なスモールクロコダイルことポロサス(Porosus)で、カラーはオレンジ。

竹の節のように見える、四角形の「竹腑(たけふ)」が とにかく綺麗です。4cmサイズですが、存在感は抜群!

もう一方の大きい方(直径7.5cm)ローズカラーは、同じくらい希少性の高いリザード(トカゲ)だと思い込んで買ったんですが、こちらもポロサスだったようです…。

リザードっぽいと思ってた模様は、じつは丸く見える「玉腑(たまふ)」だったみたい。

だって、大きいのにコッチの方が安かったから……。確かに、ポロサスは竹腑と丸腑のコントラストがはっきりしているし、中心部分で綺麗に並ぶ竹腑の方が 圧倒的に貴重だから、理屈的には納得できます。

買ってからは、軍モノなどアウターの胸元や、ジャケットのラペル、シャツの襟、ハットなどに付けて楽しんでいるんですが、基本ネイビーかグレー、ブラウン、オリーブドラブ、ベージュなど落ち着いた色ばかり着ているので、この2つのバッヂは よく映えます。

まぁ 目に付くみたいで、こんな模様だからプリントか型押しだと思うらしく、本物のレザーだと教えると まず驚く。さらに追い討ちでエルメスだと伝えると、もう1度、さっきの倍以上驚かれるので、大概盛り上がります。飲み屋でもテッパン。

バッヂの価格としては驚愕レベルでしたが、前述したように処分されるかもしれなかったものに新しい命を吹き込む姿勢や、思った以上に使える点などを考慮すると、間違った買い物でなかったことは確か。

きっとこれからも装いに華を添えてくれるとともに、人生に華を添えてくれることでしょう。

Photo:Shimpei Suzuki
Edit:Ryutaro Yanaka



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