まず気になるパワーユニットですが、主力となりそうなのが1.0L直3ターボエンジンです。スペックは最高出力130hp、最大トルク200Nm。コレに6速ATを組み合わせます。
そしてこのエンジンの他に、1.3Lの自然吸気と1.3Lターボ(このエンジンはジープ・コンパスにも供給。最高出力185hp)があり、トランスミッションはCVTと5MTの2機種(全車FF)。現時点で不確定要素はあるものの、ファン心理としては1.3Lターボ&MTの組み合わせが理想的でしょうか。
画像だけではわかりにくいでしょうが、『フィアット・パルス』は俗にいうコンパクトSUVというジャンルのBセグメントモデルです。
ボディサイズは全長4099×全幅1774×全高1579mmでホイールベース2532㎜。ちょうどいいサイズのアーバン・クロスオーバーという感じ。ちなみにVWのTクロスが全長4125×全幅1785×全高1580mmでホイールベース2550㎜とほぼイーブン。
クルマに詳しい方は「コレってフィアット500Xじゃね?」と思われるでしょうが、プラットフォームは最新のMLAですから、高張力鋼板もバリバリ使っていて侮れないポテンシャルを発揮しそう。ブラジル生産車とはいえ、LEDヘッドライトやワイヤレス充電器、4エアバッグ、自動ブレーキや車線逸脱アラームも装備します。販売網さえ整えば北米進出も夢じゃありません。
とにかく気絶級にカッコよ~な『アバルト・パルス』。左ハンドルで十分なので早く日本導入しないと平行輸入車が街にあふれるかもしれません。そんな妄想を抱きつつ、今後の展開に期待しましょう!
Text:Seiichi Norishige
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