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【小さくても加速が気持ちいい!】パワーウェイトレシオに優れたコンパクトカー4選

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

かつては、クルマの加速力の目安として、重要視されていたパワーウェイトレシオ。今よりもクルマが小さくて軽く、また、エンジンの馬力もずっと低かった時代は、こうした性能指標が重要視されていました。現在は、話題に上がることは少なくなりましたが、加速の良さを簡単に把握する方法として、実は今でも現役で使われています。

加速がいい、というと、スポーツカーや排気量の大きいエンジンを積んだ大型なクルマを思い浮かべますが、実は、小さなコンパクトカーであっても、スポーツカーに匹敵する加速が期待できるクルマもあります。今回は、パワーウェイトレシオを用いて、日本で市販されているコンパクトカーの中で、加速に優れるクルマを4つ、ご紹介します。

 

■国産スポーツカーのパワーウェイトレシオの相場は?

パワーウェイトレシオは、「1馬力あたりが担う重さ」のこと。車両重量/最高出力で算出され、その数字が小さいほど加速が良いことを示します。

例えば、スズキ・スイフトスポーツは6.93(970kg/140ps)、ホンダ・シビックタイプRは4.34(1390kg/320ps)、日産スカイライン400Rは4.25(1720kg/405ps)、トヨタ・スープラは4.41(1500kg/340ps)、国産のスーパースポーツである日産GT-R NISMOは2.87(1720kg/600ps)、ホンダNSXは3.1(1800kg/581ps)と、この辺りが相場上限のようです。

今回は、Bセグメント(全長4200㎜程度)までのコンパクトカーを集めました。

 

■スズキ・スイフトスポーツ(6.93kg/ps)

 日本を代表するコンパクトスポーツモデル、スイフトスポーツ。純粋に「操る楽しさ」を求めたクルマです。速いタイムや、加速度の高さを提供することよりも、決してハイテクではないけれど、クルマを期待通りに操ることができ、いつも走っている道なのに、なぜか楽しく感じることができる、そういった感覚を目指しているそう。

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車重970kgに対して、最高出力140psの1.4リッターガソリン直噴ターボを搭載、6MTもしくは6速ATで走らせる。車両価格は税込187万円からとリーズナブルだ

インテリアは派手ではありませんが、必要十分な装備が織り込まれており、その分コストを下げ、車両価格は税込187万円からと、非常にお手ごろな価格で提供されています。

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視認性の高いオーソドックスなメーター&ディスプレイを採用、タコメーターのレッドとスピードメーターのダークシルバーが、スポーツマインドをくすぐる

それでいて、時代の流れにもしっかり乗っており、4代目スイフトスポーツには6MT仕様にもACCが搭載されています。また、誤発進抑制機能や車線逸脱抑制機能といったセーフティパッケージ、全方位モニター用カメラパッケージもオプションで設定しています。しかも、それらオプションをフル搭載しても、車両価格は税込202.6万円、これまた驚かされる価格です。

 

■フィアット・アバルト595COMPETIZIONE (6.22kg/ps)

アバルトは、フィアット車をベースにカスタマイズした、コンプリートカーを製作するメーカーです。その中の最上級グレード「アバルト595コンペティツィオーネ」がこのモデルです。

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車重1120kgに対して、最高出力180ps、最大トルク230Nmの1.4Lターボエンジンは十分すぎる性能だ。本体価格は税込400万円

全長3660mm、全幅1625mmとコンパクトなボディ、2300mmのショートホイールベース、180ps/230Nmを発生する1.4リッター直列4気筒ターボエンジンなど、これぞホットハッチ!! というスペック。

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セミバケットシートなどを備えたスポーティな印象のインテリア インパネシフトの5速マニュアルトランスミッションも特徴的

専用のエアロパーツや205/40R17サイズの大径タイヤ、5速マニュアルトランスミッションで操ることができる一台です。

 

■フォルクスワーゲン・ポロGTI(6.45 kg/ps)

VWポロは、排気量1.0リッター程度のエンジンで動くコンパクトカーですが、そこへ2.0リッターターボエンジンを押し込んだ、非常にパワフルなモデルです。ボディサイズは、4075×1750×1440mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2550mmと非常にコンパクト。そのおかげもあり、車重は1290kgに収まっています。

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エンジンの最高出力200ps、車重は1290kg コンパクトなボディに2.0リッターエンジンは十分すぎるスペックだ 車両本体価格は税込384万円

赤いラインの入った伝統のハニカムグリルや、レッドブレーキキャリパーなど、GTIを象徴する赤いアクセントが各所に入れられており、力強いフロントバンパーやデュアルエキゾーストパイプ、17インチアルミホイールなどスポーティなエクステリアをしています。

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大型ディスプレイにフルデジタルメータークラスターは、これまでのアナログ型メーターと比べるまでもなく最新鋭。速く走るだけではなく、スタイリッシュな魅せ方も追及した

また、電子制御式デファレンシャルロックも備えているなど、スポーティなモデルですが、高速走行やワインディングでの速さだけでなく、普段の使い勝手や快適性もある、特別なモデルです。

 

■Audi SQ2(5.23 kg/PS)

アウディSQ2は、同社のコンパクトSUV「Q2」をベースに、最大300psを発揮する2.0 TFSIエンジンを搭載した、スペシャルなスポーツSUVです。4220×1800×1525 mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2595mmとコンパクトなサイズですが、アウディ自慢の4WDシステム「クワトロ」も備えており、いかなる路面でも、安心感の高いハンドリングは、アウディならではの魅力です。

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2.0リッターターボエンジンの最高出力は300ps、車重は1570kg、強烈な加速をするコンパクトSUVだ。車両本体価格は税込599万円

インテリアも、12.3インチフルデジタル液晶ディスプレイを採用、各所に赤いラインが入った雰囲気は、実にレーシーな雰囲気が漂います。ちなみに、高級オーディオメーカーのBang & Olufsenサウンドシステムを採用。センタースピーカー、サブウーファー含む14個 の高性能スピーカーで、5.1サラウンドサウンドを味わえます。

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12.3インチフルデジタル液晶ディスプレイを採用、各所に赤いラインが入った雰囲気は、実にレーシーな雰囲気が漂い

小さなボディでも、ホットな走りができるパワーウェイトレシオに優れたクルマを楽しむのも乙なものです。

 

【問い合わせ】
スズキ・スイフト公式サイト
フィアット・アバルト公式サイト
VWポロ公式サイト
アウディSQ2公式サイト

Text:Kenichi Yoshikawa
Edit:Takashi Ogiyama
 

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吉川賢一ポートレート吉川賢一(自動車ジャーナリスト)1979年生まれ。元自動車メーカーの開発エンジニアの経歴を持つ。カーライフの楽しさを広げる発信を心掛けています。

 

 



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