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FASHION こじラグ

春レザーの最右翼! 懐かしのカルぺディエムをいま あらためて着る

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自分が本当にイイと思う、一流品を買い集めていたら、無類の服好きが集まっているはずの編集部内でも「買い方がおかしい」「こじらせてる」と。自分じゃ、至極普通だと思っていたのに…。ホントにこじらせているのか確認すべく、自分が買ってきた愛しい服達を紹介していく企画「こじラグ(※こじらせラグジュアリー)」を始動させます。これがお買い物の参考になるかはわかりませんが…、世の買い物ジャンキーたちを安堵させられたら本望なのです(笑)。

いま見てもカッコいいし、世界中が魅了された理由がわかります!

さて、256回めは なんとも懐かしいカルペディエム(carpe diem)のレザージャケットです。

カシミアとエルメスばかり、しか着ていないと思われてるようですが、ご多分に漏れずレザーの類いは大好物ですし、アルチザン(職人的芸術家)と評されるようなデザイナーの服も たくさん買ってきました。

今回紹介しているマウリツィオ・アルティエリ(Maurizio Altieri)が手がけていたカルペディエム(carpe diem)も その内のひとつ。ブーツとレザーアウターは 文字通り買えるときに買えるだけ買ってきました。

そうして我が家にやってきた、ririのジップが壊れて行き場を失ってるバックジップブーツと、リバースのベビーカーフ、ほぼ新品状態のリバースコードバンとホースハイドのブーツたち、そしてレザーのジャケット類と布帛ラインのLMアルティエリ(LM Altieri)の数々は、当時でも高額で 頑張って買ったものの、時の流れとともに袖を通す機会はだんだんと減り、クローゼットの奥で長い長い眠りについてしまってました…。

ところが、コロナ禍の2020年6月に FORZAのYouTubeにて「干場が捨てなかった服ライブ!!」を実施するにあたり、こじラグ谷中も捨てなかった服を掘ることになり、最古は高校生の頃に買ったラルフローレン、そして時代時代でドップリとハマってきた服たちとともにパンドラの箱からひょっこり姿を現したわけです。

 

 

まぁ さすがにいま着るには…な服も多かったんですが、このレザージャケットに関しては、全然色褪せることなくカッコいい! 驚くほどレザーは上質ですし、施してある加工も尋常じゃない。

一見 粗野な仕上がりかと思わせて、じつは縫製や作りは丁寧で美しい。ほぼすべてのアイテムがリバーシブル仕様で、裏側で着ても表面と遜色のないクオリティを担保しています。

日本はもちろん、世界各国のおしゃれさんたちがこぞって買い求めただけありますし、コムデギャルソンの川久保玲が認めたのも納得です。

これに関しては かなり気に入って着ていましたし、内側のポッケは秘密の◯◯を入れておくのに重宝して頻繁に出し入れを繰り返してたから傷みもありますが、まだ全然イケる。

ただ、このブランドをご存知の方なら周知の事実かと思いますが、作りがとにかく小さい。ビッタビタなんです…。アームホールとかヤバいくらいパツります。

それでも買った当時はジャストで着られたんですが、寄る年波にはあらがえず……。その当時より体重は飛躍的に増え、お腹も出てきた。さらに、いまはリラックス傾向にあってビッグシルエットのものを好んでいるから、着る機会はない。せっかく引っ張り出して日の目を見たってのに、その日から1年半強も袖を通していないんです。

でも、それじゃあまりに もったいない。だから、今年の春こそは再びトライしてみようと誓いました。

と、その前に まずはウエイトを落とすのが先だな。あすなろ。

Photo:Shimpei Suzuki
Edit:Ryutaro Yanaka



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