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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

【絶対待てない】4年待ちのランクル&レクサスLX。年次改良でハイブリッドを追加投入か?

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

トヨタのフルサイズSUV下剋上。最強ハイブリッドを北米セコイアに搭載。

ランクル4年、レクサス3年? 風のウワサじゃ納期が見えないどころか商談さえままならぬ状況という。資材不足による影響とはいえ、この調子じゃ年次改良どころかマイナーチェンジまで先延ばしとなりそうな勢い。お客さんは予算揃えて待っているのに、肝心の生産ラインを稼働させられぬ。両者とも大変不幸な状況です。

時間はタップリあるのでこのエクスクルーシブな大人気SUVを眺めていると、北米モデルの大型SUV、セコイアの2023年モデルが発表されました。実際の発売時期は秋口でしょうが、今回はフルモデルチェンジということで相当力が入っている模様。日本で乗るには輸入するしかありませんが、現行型セコイアを割と多く街中で目撃することもあり、結構な台数が輸入されている印象をもちます。

新型セコイアのニュース記事は相応に人気があるようでPV数も上位にランキング。実際に購入を検討している方は少数派なのでしょうが、自動車ファンの関心は高いのだろうと思います。人気ならトヨタも日本で売ればいいのにと考えてしまいました。

この手の大型SUVは米国では生活必需品です。なぜなら、キャンピングカーやボート、趣味のクルマやバイクをトレーラーに乗せて牽引するユーザーが多いから。このクラスのSUVのなかでもセコイアはプレミアムなモデルですが、激戦区のカテゴリーだけにクルマのデキが気になります。

早速、米国トヨタのニュースサイトにアクセスすると、驚愕の事実が判明! じつはこのセコイア、ランドクルーザーやレクサスLXとプラットフォームやパワートレインを共用する部分があるのですが、なんと新型のパワーユニットにはトヨタご自慢のハイブリッドが搭載されていたのです‼︎

これまでランクルやレクサスLXの記事を読んで「何かが欠けているな?」と感じていた方も多いのではないでしょうか。そう、ハイブリッドの設定がなかったのです。新型セコイアに搭載されるパワーユニットは3.5LのV6ツインターボ∔モーターのハイブリッドです。トランスミッションは前出2車と同じ10速AT……ということは、いずれランクルやレクサスLXも、このハイブリッドのパワーユニットが搭載されること濃厚なのです!

ここで搭載されるパワーユニットを確認してみます。ランクルには3.5LのV6ガソリンエンジンと、同じく3.5Lの排気量をもつディーゼルエンジンの2機種が採用されています(ともにツインターボ)。レクサスLXにディーゼルの設定はなく、現状はガソリンエンジンのみ。無論、徹底したリサーチのもとにラインナップを展開しているのでしょうが、従来の方程式に則ればこの2モデルにハイブリッドが存在しないのはいささか疑問符が浮上します。

次にパワースペックをおさらいします。まずガソリンエンジンが最高出力305kW(415ps)、最大トルク650Nm。次にディーゼルエンジンが最高出力227kW(309ps)、最大トルク700Nmです。気になる新型セコイアはハイブリッドのパワーユニット1機種展開なのですが、そのデータは最高出力326kW(443ps)、最大トルク790Nmを発生。数字だけ見ればハッキリいって最強なのであります‼︎

新型セコイアもう一つの魅力は、北米で大人気のスポーツグレード『TRD』(トヨタ・レーシング・ディベロップメントの略)が設定されること。わかりやすくいうと、メルセデスのAMGライン、BMWのMスポーツに匹敵する至高のグレードなのです。

ちなみに北米では日本のレクサスLXに設定のない『Fスポーツ』が当初から設定されています。ブラックアウトされたスピンドルグリルがじつに精悍でカッコいい! 同一車種なのに欲しい仕様が海外にある……なんて、どうにもチグハグな印象がぬぐえません。こうしたモデル展開もまた資材不足の影響なのでしょうか?

フルサイズSUVとカテゴリーされるトヨタ大型SUVの3兄弟。マーケティング的には客層は被らないのかもしれませんが、個人的には新型セコイアがイチバン魅力的に映りました。米国から海外へ新車を輸出する場合(記憶が少し曖昧なのですが)、州によっては新車登録後でないと輸出できなかったような気がします。また、人気で品薄となればプレミア価格が上乗せされるのは毎度おなじみの商習慣。今後の価格発表が気になりますね。

いずれにせよ、しばらく待てば日本仕様もハイブリッドモデルが追加投入されるのかなど、魅力的なクルマだけに妄想は尽きません。納期が読めないいま、新型車の購入は先手必勝です。少しでも早くこの状況が改善され、ノーマルな日々に戻ることを切に願います。

Text:Seiichi Norishige

トヨタ



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