極端な話、インナーはTシャツ1枚でいけちゃうくらいの保温力です!
第405回目は、カナダグースのダウンジャケットです。
定番アイテムを選ぶ時はシーズンやトレンドに左右されない永久不変性同時に、長く使えるタフさも重要なポイントに。特に重衣料は高い買い物だけあって、デザインがベーシックでもワンシーズンでヘタってしまっては目も当てられませんからね。そのためか老舗ブランドのロングセラーアウターは、都会ではオーバースペックとされるものが多く、それが大きなアドバンテージとなっているわけです。「でも洒落感も捨てがたい……」と言う方にオススメしたいのが、「カナダグース」のダウンです。
カナダグースは極寒の地でも耐えうる防風性と保温性を誇り、プロの探検家も愛用することで有名な老舗。その一方で洗練されたデザインとインパクトあるロゴで注目を集め、ファッショニスタにもファンが多いブランドです。中でも最大のポイントはオリジナルのファブリック「アークティックテック」。極寒の地でもドライな着心地が得られるだけでなく、岩肌に擦ってもへっちゃらなタフさをもち、抜群の保温性は言わずもがな。こちらのダウンにもアークティックテックが採用されています。
ハリのある生地で構築したスリムフィットのダウンパーカ。袖口をリブ仕様にすることで風の侵入を防ぎ、625フィルパワーのホワイトダックダウンと相まって極上の暖かさをキープします。フードにあしらった極寒地でも凍らないコヨーテファーが、さらに暖かさを後押しするとともに上品さを演出するアクセントに。
日本においてはオーバースペックとも言える機能性ですが、ともすれば都会から山まで全国どこへ行ってもこれ一着でOKということ。普段使いならインナーはカットソー1枚で問題なく、キャンプなどのアウトドアシーンでも重宝間違いありません。その上何十年も使えるタフさも持ち合わせていますから、まさに一生モノ。不安定なご時世でこの先も何があるかわかりませんから、ハイスペックなお洒落ダウンは一着持っておくと安心感も違いますよね。
フードとコヨーテファーはそれぞれデタッチャブル仕様で、着こなしに合わせた使い分けが可能。スタンドカラーの裏地に起毛トリコット生地を使用したチンガードを配しているので、肌あたりも心地よく快適です。
ダウンパックに合わせて、2室に分かれたダブルジップポケットも、使い勝手よし。裏地がフリース生地になったハンドウォーマー仕様なのも嬉しいポイントです。
アウターとは思えない軽さが魅力のこちらは、肘や肩上部など要所にコーデュラ生地を採用し耐久性を向上。袖の内部には親指が通るパワーストレッチの袖をあしらい、保温性を高めるともに動きのずれを軽減します。左内部ポケットに収納できるパッカブル機能も見どころ。
今頃の季節から活躍するダウンベストは、背面の裾を長めに設定しているので自転車使用時などのアクティブシーンでも暖かさをキープします。ポケット内部はフリース素材を、チンガードはトリコット生地をそれぞれ採用し、肌触り良く手の防寒もバッチリ。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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カナダグース 03-6758-1789